日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

2019-01-17から1日間の記事一覧

◎『北奥三国物語 鬼灯の城』 これまでのあらすじ(杜鵑女編)

◎『北奥三国物語 鬼灯の城』 これまでのあらすじ(杜鵑女編) 杜鵑女(とけんにょ)は元の名を夕月(ゆうづき)と言う。薬種商人の家に二女として生まれ、他に姉と弟の姉弟二人がいる。 夕月が四歳の時に、父親が重い病を患い、商いが立ち行かなくなった。 両親…

◎謎解ける

◎謎解ける カウンターの後ろに見える女性は、前回と同じひとで、中庭の同じ位置に立っていたことが分かりました。上半身は外の景色が映ったものですが、コートの下は部屋の中の様子です。 要するに、上半身と下半身は別の存在で、それが違和感を与えるわけで…

◎女を泣かすオヤジ

◎女を泣かすオヤジ 看護師にアラ50くらいの東北出身の女性がいるのですが、やはりよく話が合います。 年末年始は帰省もせず、勤務だったようなので、労いのつもりで声を掛けました。 「今年は里帰りが出来ませんでしたね」 「仕事でしたからね」 「お父さ…

◎盛岡銅山銭 二期銭

◎盛岡銅山銭 二期銭 盛岡銅山銭の二期銭(陶笵)は、明治30年に、岩手県勧業場で、鋳造法を研究する目的で作成されたものです。 表面が極めて平滑ですが、これは母銭製作を企図したものだからです。 新渡戸仙岳の『岩手に於ける鋳銭』では、「良質な母銭を…

◎扉を叩く音(続)

◎扉を叩く音(続) 「毎年、秋から冬にかけて、深夜、玄関の扉を叩く音が聞こえる」話の続きです。 1月17日午前2時30分の記録。 夢を観ているが、体の感覚はある。そんな半覚醒常態での出来事だ。 唐突に声が聞こえた。 「とうさん!!」 息子の声だ。 す…