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◎『鬼灯の城』の話の流れ 現在、『鬼灯の城』は、盛岡タイムス紙上で次のように進行しています。 1)「呪い師」 釜沢館主・小笠原重清の許に、破戒巫女である杜鵑女(とけんにょ)が現れた。 杜鵑女は師の柊女によって破門され、流れ巫女として、釜沢館の搦…
12月4日より、盛岡タイムス紙上で、『北奥三国物語 鬼灯の城』が始まりました。 当面、木日の週2日掲載となるようです。 史実として残っているのは僅かです。 天正末期、釜沢の小笠原重清は、三戸南部と九戸のいずれにも加担しなかった。 戦が終わった後…
盛岡タイムス 平成28年12月より連載開始 早坂昇龍 『北奥三国物語 鬼灯の城』 概要 (※「鬼灯」は「ほおずき」と読む) 時は天正末期。釜沢の小笠原重清は、九戸一揆に際し、九戸三戸のいずれの側にも参陣しなかった。戦争終結後、三戸南部に接収されよ…
十ヶ月近くに及んだ闘病生活も、ようやくひと区切り。 『北斗英雄伝』の公式ホームページの更新を開始しました。 まあ、少しでも無理をすると、再び「寝たり起きたり」の生活に逆戻りですので、慎重に進めるつもりではいます。 この半年で、書くべき作品のコ…
◎鳥谷ヶ崎情夜 ─ポルタ・オルカス─ コンセプト 文禄年間のこと。奥州鳥谷ヶ崎城の主(城代)は表向き北秀愛となっていた。 しかし、秀愛は九戸一揆の際に重傷を負い、数年の間、寝たきりで、こん睡状態のままだった。 秀愛の父である北信愛は、息子の回復を…
◎ 昔、男ありき 『九戸戦始末期』の冒頭で、主人公の五右衛門が盗賊と出会い、これを倒す場面があります。盗賊は「赤平虎一(赤虎)」という名で、三戸から岩泉までを荒らす「毘沙門党」の首領でした。 赤虎はあっさり殺されてしまうのですが、その後、この…
5月5日より、盛岡タイムス紙で『不来方情夜』が始まっています(月木掲載)。 この作品は、夫・昇龍と妻・アンナの共作になります(記名代表は早坂アンナ)。 [物語のあらすじ] 奥州岩手郡(いわてのこおり)日戸(ひのと)郷の侍・日戸佐助は郷里への帰路の途…
◎『黄昏の城』のコンセプト この話の「城」とは、八戸根城(「ねじょう」と読む)のこと。 八戸薩摩政栄(まさよし:まさひで)の人生は、譲歩につぐ譲歩の連続だった。 北奥にあり、南部一族の正当な家柄にあるのだが、自らは養子で、かつかなり若い頃から…
◎早坂アンナ『不来方情夜』 内容紹介 (大まかなあらすじ) 奥州岩手郡(いわてのこおり)日戸(ひのと)郷の侍・日戸佐助は郷里への帰路の途中で、女盗賊の紅蜘蛛の一行を目にする。紅蜘蛛は総勢四騎でどこかに向かうところだった。 盗賊を捕縛すべく佐助が密か…
長らく中断していましたが、『九戸戦始末記』シリーズの執筆活動を再開します。 闘病生活が続いており、長編の執筆は困難と考え、これまで作業を控えていました。 状況はほとんど変わりませんが、短中編に区切り、1話完結型でまとめて行く方法もあります。 …
22日木曜から「明治橋奇譚」の連載が始まっていました(盛岡タイムス)。 「明治橋奇譚」は、井ノ川(井上)円了と森下(森)林太郎(鴎外)が、幽霊退治のため明治橋を訪れる話です。 明治橋の上で、2人は「非仏」(新渡戸仙岳)と名乗る男に、津志田遊…
『夢幻行季^夢のかけら─』は、アマゾンでも簡単に買えるようになりました。 内容は、主にこのブログに記載した『夢の話』を小説に直したもので構成されています。 母親が雪女だった男の話(『雪女』) バイクで転倒した後、悪魔に会う男の話(『約束の場所…
つい先ほど「明治橋奇譚」を脱稿し、各方面に前送りをしたところです。 何分、タダではないので、いつ頃、どこにどういう風に掲載されるかは相手次第です。 まあ、地方文化振興の助けになれば、と思って書いていますので、どこか所縁の媒体になるとは思いま…
『夢幻行季^夢のかけら─』の販売を開始しました。 販売価格は1,400円+税となります。 現在、予約注文分の発送を行っております。 ご注文は『北斗英雄伝』ホームページより可能ですので、お早目にどうぞ。 近日中に、アマゾンでも購入可能となるように手配し…
郷里の母が言うには「アベ・シンゾーは嘘つきだ」ということです。 母によると、「沼の中に入って行こうとしているのに、アベ総理は『前と何ら変わらない』と言う。戦争に加担できる状態にすることは、すなわち『する』ということを意味するのだよ」とのこと…
現在、『夢幻行季^夢のかけら─』は、電子書籍にて販売しております。 紙書籍につきましては、6月下旬をめどに、販売を開始する予定です。 販売価格は1,400円+税を予定していますが、状況により若干変動する場合がありますので、予めご了承ください。 この紙…
ブックウェイ書店より、「夢幻行季^夢のかけら─」(電子書籍)の提供を開始しました。 ブックウェイ書店はこちら ⇒ https://bookway.jp/ 紙書籍につきましては、追って、このブログまたは「北斗英雄伝」公式HPにてご案内します。 よろしくお願いします。 「…
「夢幻行季^夢のかけら─」は、ブックウェイ書店より、電子書籍が刊行されることになりました。予定より少し遅れましたが、5月中には発売となる見込みです。 内容は下記の通りです。 早坂ノボル 『夢幻行 ─悪夢のかけら─』 (区分)H:ホラー、F:ファン…
『夢幻行季^夢のかけら─ 』の構成が固まりました。 現在は3校が終わったところです。 表記ゆれが残っていますので、あと1回か2回の校正を入れる予定です。 目次・構成は次の通りです。(区分)(頁) ※H:ホラー、F:ファンタジー、S:SF 霊視・・・・・…
「夢幻行 機廚房?燭鰺縦蠅靴討い襦嵎弔弦?瓩蕕譴董廚里完篤發任后 「閉じ込められて」は、このブログの「夢の話」に記した同名の夢の内容を出発点とし、ホラー小説に直したものです。 ここに記した内容のほぼ6倍の分量になりました。 場面は「病院」「コン…
「夢幻行季^夢のかけら─」につきましては、現在、書籍の取りまとめを進めていますが、分量が多くなりすぎましたので、若干、構成が変わる見込みです。 収録予定作品は次の通りです。 (H:ホラー、F:ファンタジー、S:SFの略) (1)「霊視」 (H) (2)「…
2日月曜から盛岡タイムス紙にて「春雪列車」の連載が始まっています。概ね21回前後の連載を予定しています。 この「春雪列車」の概要は次の通りです。 3月になってから降った春の雪のため、「こたつ列車」が運行の途中で停止した。 雪崩か土砂崩れで線路…
この「夢の話」に断片的に記載した「閉じ込められて」を小説に直しました。 新聞には回さず、書き下ろしのまま書籍に加えます。 場面は3つ。 1)廃病院に「私」が閉じ込められている。そこに男女2人が訪れる。 2)男女2人が病院を出て、コンビニに立ち寄…
「海猫」は「夢幻行─悪夢のかけら─」に収録を予定しています。 新聞の連載には出さず、書籍にのみ加える作品です。 眼科医の野上桜子は、階段から落ちて昏睡状態に陥る。 そこで桜子は生と死の狭間の世界に立ち入った。 その世界から戻って来た時、桜子の左…
盛岡タイムス紙に連載中の「夢幻行」の続きです。 第10夜 暗殺の夜 俺は警察の特殊警備隊の隊長。ある夜、テロリストが集まっているという情報を得て、その隠れ家を急襲することになった。相手は凶悪犯で、政府の転覆を試みて、悲惨なテロ事件を繰り返し起こ…
1月17日より、盛岡タイムス紙にて「夢幻行」の「第8夜 狩猟」が始まっています。 概ね20回前後の掲載となる見込みですので、2月中下旬まで続く予定です。 「夢の話」は、概ね悪霊・怨霊と悪魔の夢が大半ですが、この夢は珍しくSFです。 ハンターの「俺」は…
盛岡タイムス連載中の「夢幻行」の続きです。 2月の終わり頃からの予定ですが、ややホラー味が勝っているので、他の話と差し替えるかもしれません。 連載は朝刊で、読者も朝からコテコテのホラーは読みたくないだろうと思います。 ブログの「夢の話」でも、…
このブログの「夢の話」に掲載した「三つのお願い」(1)(2)を、お正月用に新たに書き直し、盛岡タイムス紙に寄稿しました。 掲載は1月4日で、全1面掲載となっています。 この話に登場するのは、死期を目前にした中年男の「俺」と、3人の悪魔です。 最…
明けましておめでとうございます。 新年の悪夢は「治療」からとなります(盛岡タイムス1月1日より開始)。 「俺(アサカ・リュウジ)」は、薬物依存の治療のため、ある専門医の病院を訪れました。 医師は催眠術と仮想現実を組み合わせた療法を用い、薬物を忌…
12月13日から「約束の場所」が始まりました(盛岡タイムス紙)。 概ね十数回掲載となります。 二十台後半の頃に、岩洞湖(現在は岩手県盛岡市)の周りをバイクで走っていたのですが、スリップして転倒したことがあります。 幸い、大した怪我もなく済みました…