日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

#小説

(夢幻行) 「扉を叩く音」

盛岡タイムス連載中の「夢幻行」で、11月27日より連載を開始した「扉を叩く音」です。 このシリーズの中で最も短い作品ですので、連載は4、5回程度です。 冒頭は、このブログに何度も記して来たように、「深夜、玄関のドアをノックする音が聞こえる」…

(北斗英雄伝) 中尊寺白山神社

1週間ほど、東北に行ってきました。 私用も幾つかありましたが、取材を兼ねて三陸沿岸と中尊寺を訪れるのが主な目的でした。 三陸は小本から大船渡まで南下しました。 カーナビを「距離優先」に設定して、ひたすら南下するわけですが、基本的に国道45号線…

(夢幻行) 反省の弁

短編の「雪女」は、病院で診察を待っている時に思いつき、帰宅して寝たら夢に出て来た話でした。 がばっと起きて、ブログの「夢の話」に書き、次の日の夜に3時間くらいで直して、すぐに編集に送ったのです。 冷却期間を置かなかったので、校正モレが数か所…

(夢幻行) 「雪女」始まる

11月3日より、盛岡タイムス紙にて「夢幻行 第4夜 雪女」が始まりました。 冒頭で表現の仕方に迷いがあったのですが、すっかりそれが表れていました(苦笑)。 筆者にとっては、思い入れのある作品です。 話の筋は、オーソドックスな昔話の「雪女」を踏襲…

「夢幻行」の掲載予定作品について(3)

「夢幻行」の掲載予定作品です。 掲載順などは、状況に応じ変わる場合があります。 作中の登場人物の氏名は、総て創作です。実在する同名の方とはまったく関係ありません。 あくまで「夢の話」です。 ◆第8夜 狩猟 この話は「夢の話 第270夜 狩猟」(20…

「夢幻行」の掲載予定について (2)

「夢幻行」の紙面掲載予定作品です。 掲載順などは、状況に応じ変わる場合があります。 作中の登場人物の氏名は、あくまで創作です。実在の同名の方とはまったく関係ありません。 所詮は「夢の話」です。 ◆第7夜 治療 俺アサカ・リュウジは、薬物依存症の治…

「夢幻行」の掲載予定について

「夢幻行」の紙面掲載予定作品です。 掲載順などは、状況に応じ変わる場合があります。 ●第四夜 「雪女」 「父親が倒れた」という連絡を受けた「オレ」が郷里に帰る。死を目前にした父が「オレ」に話したのは意外な事実だった。父の妻、すなわち「オレ」の母…

このブログの「夢の話」が連載小説に

私は目が醒める直前に観ていた夢の内容を、ほぼ正確に記憶しています。 このブログの「夢の話」は、夢の内容をそのまま文字に落としたものです。 あくまで夢ですので、脈絡がないことも多く、また起床直後に15分程度で書きますので、記事の中身はそれなり…

「豊臣秀吉」は存在しない

「ハリー・ポッター」と「曹操」、そして「豊臣秀吉」には共通点があります。 それは何か。 答は、すべて「架空のキャラクター」であるということです。 「ハリー・ポッター」や「曹操」は分かります。 「ハリー・ポッター」は1人の女性が創り出した小説の…

俄かには信じられない

「九戸戦始末記 北斗英雄伝」の5巻には、九戸政実が開城の条件として提示した内容を記してあります。 開城の前夜、居並ぶ上方軍の武将に対し、九戸政実が求めたことは、「南部大膳(信直)の所領の安堵」でした。 このことについて、読者の感想を聞くと、や…

「九戸政実クイズ」(賞品付)の募集開始

「九戸戦始末記 北斗英雄伝」第1~5巻は、物語全体の構想のうち第1部にあたります(全3部)。 今回、第5巻の発行が終わり、第1部が完結しました。 これを記念して、「九戸政実クイズ」を実施するものとしました。 応募要領は、公式ホームページに記載してあ…

(北斗英雄伝)かなり売れてきました

「九戸戦始末記 北斗英雄伝」は全3部作のうちの第1部です。 第5巻の「宮野(九戸)城炎上」をもって、第1部が終わりました。 ようやく全貌が見える段階まで来たので、読者の方々も手を伸ばしやすくなったのでしょうか。 ウェブ経由での個人の方のご注文や、…

(九戸戦始末記 北斗英雄伝) 予定は立たず

「九戸戦始末記 北斗英雄伝」の第5巻の編集は、恐縮ですが、現在止まっています。 寒くなってきて、体調が急降下。 今は週に2、3度通院しており、自宅で療養しています。 心臓がドコドコの状態なので、今は何もできないですね。 再開できれば、日程のめどが…

(北斗英雄伝) 読者に叱られる

夏休みのため、今日は販売担当が不在で、代わりに私がひがな電話番をしました。 すると早速、朝から電話が鳴ります。 「第4巻と5巻の刊行予定はどうなっているんですか?」 明らかにクレーム口調です。 「著者が眼疾で作業が出来ませんでしたので遅れていま…

(北斗英雄伝) 第4巻を発注しました

眼疾により遅れていた第4巻ですが、本日、発注しました。 これより1か月程度内で、電子書籍、紙書籍とも、提供可能となります。 今のところ、右眼のPC画面視力はほとんどゼロに近い状態で、誤変換や文字の乱れがあっても気づかないことがあります。 この…

ツイッターには書いてない

知人より連絡がありました。 「ツイッターで名前が使われてるぞ」 見てみました。 もちろん、くだらない書き込みはしませんね。 なるほど、「なりすまし」ってこういうのですか。 ま、程度がひどくなったら、出撃してもよいかなとは思います。 こちらは、元…

(北斗英雄伝)沼宮内城を再訪しました

「九戸戦始末記 北斗英雄伝」の第4巻は、既に版下は出来ているのですが、手元で止めています。 その理由は、「まだ納得できないところがあるから」です。 その1つが沼宮内城の攻防戦となります。 とりわけ、城の南郭については、幾つか謎があります。 北郭…

「九戸戦始末記 北斗英雄伝 第3巻」の提供開始

第3巻の販売が始まり、連日、書籍の梱包と発送に追われています。 みちのくの中では、青森県の方々に一番読んで頂いているようで、県内各地から注文が入ります。 本来、岩手県の盛岡市が本拠地となるはずですが、北奥3県の主要都市の中では、最も反応が鈍く…

「アリエネーと言わないで」

週末の夜に、居間に降りたら、娘がテレビドラマを見ていました。 なにやら侍が出ています。 親子対話のきっかけになりそう。 娘の隣に座り、少々、一緒に眺め始めました。 戦国時代に、料理人がタイムスリップして・・・てな話のようです。 主人公に心を傾ける…

(北斗英雄伝)新刊の進行状況について

ご要望が多数寄せられておりますので、紙書籍を順次作成することになりました。 ご注文およびご注文予約は、「北斗英雄伝」公式ホームページか、ブックウェイ書店よりお申し込みください。 (「北斗英雄伝」のネット検索ですぐに出ます。) ◎紙書籍 平成25…

「九戸戦始末記 北斗英雄伝」第2巻の提供開始

本日より、ブックウェイ書店にて、電子書籍「九戸戦始末記 北斗英雄伝」第2巻の提供が始まりました。 書店回りの紙本は、電子書籍の5巻までの発行完了まで製作しない方針ですので、紙書籍をご要望の方は、同書店のオンデマンド印刷本をご購入ください。 な…

「九戸戦始末記 北斗英雄伝」第2巻は数日中に公開

長々お待たせしましたが、数日中に、「九戸戦始末記 北斗英雄伝」第2巻が、電子書籍にて提供開始となります。 開始次第に、公式ホームページおよびこのブログにて、告知します。 紙の書籍につきましては、電子書籍販売書店にて、オンデマンド印刷本が提供さ…

(北斗英雄伝)電子書籍の販売を開始しました

ブックウェイ書店より「九戸戦始末記 北斗英雄伝」第1巻 電子書籍版の販売を開始しました。 https://bookway.jp/modules/zox/index.php?main_page=product_info&products_id=365 著者の病気療養により、長々お待たせしましたが、この後は数か月中に、一気に…

(北斗英雄伝)其の十九 北斗妙見の章の要約(その2)

其の十九 北斗妙見の章 要約(その2) 天正十九年八月晦日巳の下刻。 蒲生軍が口火を切り、宮野城への総攻撃が始まった。布陣はそれ迄と同じで、南から大手門方面へは蒲生軍主力と堀尾勢が当たった。また東からは井伊、浅野勢に加え、蒲生の増援軍が取り付…

このブログの閉鎖について(予告)

このブログは、「九戸戦始末記 北斗英雄伝」の連載開始時に、補足情報を添付することを目的として開設したものです。 3年余にわたる連載もいよいよ終盤を迎え、あとひと月程度で完了します。 この間、公式ホームページを開設しましたので、補足情報について…

(北斗英雄伝)元日特集の記事 その2

盛岡タイムス 元日号 「北斗英雄伝」スペシャル 概要続き 『北斗英雄伝』─燃え落ちる宮野城─ この戦。関白に打ち勝つ為のものに非ず、民を救うが為のものなるぞ。 [沼宮内・一戸攻防戦] 天正十九年八月九日。京の聚楽第の奥深くに、廊下を這いずり回る異様な…

<ニュース>盛岡タイムス元日特集

盛岡タイムスの元日特集で、「北斗英雄伝~いよいクライマックス~」が全面記事として紹介されました。(画像は紙面の1/4です。) 現在、「其の15 修羅の章」が始まっています。 前19章をめどとしていますので、いよいよ合戦シーン満載となります。

<ニュース>連載が400回に到達しました。

「盛岡タイムス」紙平成21年11月4日号で、「北斗英雄伝」の連載が400回に到達しました。現在の時点は天正19年5月末ですので、9月頭の宮野城攻防戦はまだまだ先の話です。 クライマックスはまだこれから。 この数ヶ月は、どちらかと言うとサイドス…

「九戸戦始末記 北斗英雄伝」 其の十 神命の章 あらすじと解説

其の十 神命(しんめい)の章 <あらすじ> 一戸を脱した小平左近は田子にいた兄・月館隠岐に事態を報告した。隠岐は直ちに馬を駆り、三戸留ヶ崎城の南部信直の元に赴く。隠岐は一戸奪還の重要性を説き、信直から攻略軍の指揮権を与えられた。 三月十三日には…

「九戸戦始末記 北斗英雄伝」:其の九 嚆矢の章 のあらすじ

其の九 嚆矢(こうし)の章 <あらすじ> 疾風一行は帰路、三戸の伊勢屋を訪れる。伊勢屋では疾風はお晶、平八は若菜という娘を、宮野城まで連れて行くことになった。 出立の仕度をしているところ、伊勢屋の門前に岩泉兵部が現れる。岩泉兵部は元々、東孫六と…