日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

夢の話 第63夜 バハマ温泉

悪友のKから電話があり、「バハマに遊びに行こう」と言われる。

ちょっと忙しいけど・・・、ま、行こうか。
旅客機に乗るが、この飛行機の窓が普通の3倍くらいあり、四方八方が見渡せる。
空の真っ只中、雲の合間を飛んで行く気分で、気持ちよいと言うか、コワすぎると言うか。

空港に着くと、どこかで見た風景だ。
ここって、もしかしてハワイじゃあ?
(どうやらバハマの知識が無く、ハワイで代用したようです。)

空が広く、海が青いぞ。
少し泳ごうか、と思ったが、水着が無い。
「海パンを持ってきてなかったな」
Kに言うが、「別に普通だろ」と答える。

「ホテルの売店でも売ってるよな。外より高いだろうけど」
とりあえず、ホテルに向かった。
坂下でタクシーを降り、歩いて玄関に向かおうとするが、結構急な坂だ。
石畳の坂道を、ふうふう言いながら上っていく。

なんか、ここも来たことがあるよな。
そうそう、箱根の温泉町とまったく同じ。
超高層ホテルだったはずなのに、玄関前に着いてみると、小さな温泉旅館になっている。
バハマともハワイとも違うけど、これはこれで楽しめばいいじゃん。

部屋の窓から外を眺めると、すぐそばに広間があり、その中央には岩の間から噴出している温泉が見えた。
これは箱根ではなく草津だよな。
この辺で、「ああ、今は夢を見ているのだ」と自覚する。
これが夢なら、なおさら、シチュエーションを楽しまなくては。

ホアヒンビーチ(タイ)の高級ホテルくらいに、状況設定を組み替えねばならんなあ。
それにビーチには美女がつきものだ。
よおし。
白いテーブルと椅子がボン、ボンと出現。
テーブルにはマイタイやチチといったトロピカルなカクテルが並んだ。
もちろん、水着の美女たちも。

ドラえもんって、こんな気分なのか。
潮風に当たり、カクテルを一口含んだところで、現実世界の隣で寝ていた息子がお腹をキック!

目が醒めてしまった。
高校生になったら、オマエも仲間に入れ、色々教えてやるからな。
あせらずもう少しだけ待ってなさい。