日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

夢の話 第71夜 山の湧き水

今年の春先に、こんな夢を見ました。

郷里岩手の姫神山の麓には小さな湧き水があります。夢の中で、私は周囲を散策した後、この湧き水の脇に立ち自動シャッターで自身の写真を撮りました。
ここは登山道から離れ脇道を上っていったところですので、地元の人でも滅多に通りません。
なぜこんな場所が夢に出てきたんだろ。
しかし、そこは私自身10年に1度も訪れることのない場所ですので、その夢のことはじきに忘れてしまいました。

半年が経過して、所用のため姫神山の向こう側にある岩洞湖まで行きました。
事業パートナーと同行したのですが、帰りの時には来た道を通らず、山の裏道を見物しながら帰ることになりました。
途中で、はっと気づきます。
ああ、湧き水のところで写真を撮っていかなくてはならないなあ。
半年前に夢で見たことですし。

1車線だけの山道を上り下りしながら、姫神山の麓に近づくと、そこにあったはずの湧き水が見つかりません。
おかしいな。
助手席のパートナーに、「実はこれこれこういう夢を見て・・・」という話をすると、「湧き水ならさっきあったよ」と答えました。
ずっと探しながら走ってきたのに、その場所には全く気づかなかったのです。

東京に戻ってから、夢の中では1人だけで行動していたということを思い出しました。
おそらくその場所には、1人だけで行かなくてはならなかったのでしょう。
今週末は福島に行きますが、戻るのを1日伸ばして、姫神山を訪れるものとしました。

湧水地の反対側は深い谷になっていますが、私の祖父は戦前の一時期、この谷で炭を焼いたことがあったと父に聞いたことがあります。
その値を訪れなくてはならないと感じるのは、何か祖父と関係があるのでしょうか。
何か私を呼んで伝えたいことがあるのかもしれません。