日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

夢の話 第77夜

高田馬場の居酒屋で、1人の女性と話をしています。
私は25歳くらい、女性は1つ年下です。

私の方は大学院に在籍しており、女性は研究科を卒業し、郷里の高校の教師になることが決まったところです。
まだ付き合い始めて数ヶ月ですが、これからどうするか、今後の展望をすぐに見出さなくてはなりません。

「オレは○○(相手の名前)のことならなんでもわかる。マッチ棒10本のうち1本の頭を折って、○○が必ず選ぶ位置に持つから、1本引いてみて」
マッチの頭を1つだけ折り、背後に回し手の内で配列を決めます。
もちろん、○○に絶対にアタリを引かせるために、そこで全部の頭を折ってしまいました。

「さあ選んで。10本のうち1本だけだよ」

○○は洞察力があるタイプ。
少しの間考えると、私の両手を開かせてマッチ棒を確かめました。

「ちゃんとやらなきゃダメよ。もう一度最初からね」
うへ。ばれてましたか。
「ワタシが折って、思うところに入れるから、貴方の方が選んでみて。罰として12本からね」

こりゃ、参ったなあ。
運命を感じてもらい、いずれは一緒に生きてゆくことを決心してもらいたかったのですが。
しょうがない。正直に行こうか。

○○がマッチ棒を手に持ち、私の目の前に差し出してから、3、4分は考えたと思います。
右利きは左側に、それも端から2番目から4番目の間に当たりを入れるというルールがあります。
ただし、いつもそうとは限らないし、それから先は勘だけが頼り。

しかし、才能が乏しく、さしたる努力もしない私ですが、勘だけは鋭いほうです。
結局、1発で当たりを引くことができました。とりあえず、12分の1はクリアです。
かなり集中したため、どっと汗が出てきました。

ここで覚醒。
というか、実話(の記憶)を回顧する夢ですので、ここまでしか書けません。
○○とはその後結局別れましたが、何年か後に長女が生まれた時、名前をもらいました。
(ちなみに妻にもちゃんと知らせています。)
○○は今も時々夢に現れては私を悩ませます。死ぬまでに1度でも会う機会があれば、○○に文句を言いたいと思います。