日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

心を込める

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今日は息子が早く帰ったので、車で一緒にT沢へ。
馴染みの古道具屋で小一時間ほど気晴らしをして、ラーメン店に寄りました。

6年前に引っ越すまで、T沢には10年くらい住んでいましたので、どこに何があるかは憶えています。
半年に1度出かける店は、ごく普通のチェーン店の支店なのですが、この店だけは美味かったのです。

既に夕方の食事時になっており、店の近くまで来たところで、息子には「入れなかったら勘弁な」と伝えました。
駐車場に車を入れてみると、予想に反しガラガラです。
夕方7時台なのに・・・。

中に入り(やはりガラガラ)、いつもどおりの品を注文し食べてみると、その理由がわかりました。
一言で言うと、「不味かった」ということです。

たぶん、引越ししてから3代くらいは店長が替わっているはずで、2代目まではコツが伝授されるけれど、3代目には伝わらないということなのでしょう。
どんな金持ちでも3代目までには放蕩息子が1人2人出て財産を潰すと言いますが、店も同じです。
マニュアルがあり、そのとおりに作っていれば味が同じようになりそうで、実際はそうはなりません。
コック1人ひとりで味が違います。

それらしく見せるのに腕は要らないが、中身を作るには相当の修練と気合が必要です。
何事も心のこもったものとそうでないものは結果がかなり違ってくるということですね。
今日は息子にとって良い教材になりました。