◎オオノトセニアってどいつのこと?
当方は食品を買う時に、最初に「裏の食品表示」を細かに点検する性格だ。
何か引っ掛かりがあった時には、どういう経緯でそうなったかを調べることまでする。
今朝は、朝食に冷凍食品の白身魚フライを揚げたが、つい裏を見てしまった。
「ひと昔前は、ナイルパーチだったよな」
一時は、持ち帰り弁当やスーパーで買う白身魚フライは、大体、これだった。
日本と遠いようでいて、アフリカはごく近い存在だったのだ。
「今は何だろ」
食べた感じでは、ナイルパーチのように、間違いなく淡水魚だ。
裏を見ると、「オオノトセニア」と書いてある。
ちなみに、この名前を打つのに3度打ち間違えた。「トセニア」でなく無意識に「セトニア」と打ってしまう。
「ま、俺が常にセトギワだからだよな」と独りでせせら笑った。
「オオノトセニア」って何?どんな魚だよ。
早速、調べることにした。
名称は「オオノ・セトニア」ではなく、「大・ノトセニア」らしい。
原産は南米付近で、南米から南極付近まで生息している、とある。
そこで、また食品表示に戻ると、「中国産」とある。
「中国で、オオノトセニアの淡水種ってどういうこと?」
ま、セトニア類には色々あって、日本で「銀ムツ」と呼んでいるマジェランアイナメだって、ノトセトニア亜目だ。
もっと広く言えば、スズキ類になる。スズキ類なら幅が広い。
「でも、ぜんぶ海で獲れるヤツだな」
目の前のフライの味はナイルパーチに近いのだが。
ま、おそらく、オオノトセニアに「似たヤツ」って解釈だろうけど、どうなってるの?