◎強い雨の日に(444日目)
雨が厳しくて、傘を差していてもぐっしょりと濡れる。金曜はそんな日だった。
それでも、行ける時にはお寺か神社に参詣参拝し、自身の状態を確かめる必要があるから、昼過ぎに出かけることにした。
前がよく見えないほどの強い雨で、川の近くの道路は水浸しになっている。
「吸気口に水が入るのでは」と危惧する位だから、車は水流の浅いところを選んで走っていた。
越辺川にかかる橋を渡ったが、短時間で増水し、今にも溢れ出そう。川沿いの家々では気が気ではあるまいと案じる。
こんな状態なので、道をよく知るいつもの神社のみに参拝することにした。
車を下りると、シャアシャアと雨が当たり、瞬く間に体が濡れる。
あちこち、具合が悪いから、自分の状態を確かめたいが、この状態ではさすがに無理だ。
あの世を覗くには、充分な赤外線が必要だし。
参道を歩きながら、「皆さんにツケを払って貰う番だよ」と告げる。
あちこちで迷子を拾ってお寺や神社に送り届けて来たが、今はお駄賃を貰う番だ。
「お迎えが近くに来たら、間に立って防御して貰うよ。少しの間でいいから」
なるべく、しばらくの間は第2か第3ステージで留めて置いてくれ。
「あと一年だけあれば、息子に色々伝えておけるから、なるべくそれくらいはよろしく」
神殿の前に行くと、やはり気配はあるが、視覚的にはほとんど捉えられない。
私自身の姿も映らないのだから、それも当たり前だ。
これまでの経験と直感で、何者かの気配を感じることが出来るが、他者と共有できない感覚は「気のせい」や「想像・妄想」と同じ意味だ。
ま、私が過去に見たことのある者なら、すぐにそれと分かる。
ウェブ上の画像では、画質が10分の1以下に落ちるから、ほとんど判別は不能だが、こういう場合は私が分かればそれでよい。
だが、さすがにこの雨では示唆を得るまでは行かない。
明日は晴れるようだから、明日も参拝する必要がありそうだ。
寒かったので、胸の調子もお腹の調子もあまり良くない。