◎やはり日光が必要(457)
昼頃になり、パッと閃いた。
これまで赤外線ライトや赤外線カメラを使って撮影して来たが、日中、それを行っても画面が明るくなりすぎるきらいがある。真っ白く写ってしまうのだ。
それなら、赤外線ライトを照射して、通常のデジカメで撮影したらよいのではいか。
そう考えたのだ。
肉眼では確認できないのに、カメラで撮影した画像に「煙玉」や「人影」が写ることがあるわけだが、これはカメラの感度が人間のそれより「少し広い」という理由による。
それなら、日光が不足している環境で、赤外線ライトを照射して、普通のデジカメで撮影すれば、いくらか補足出来る程度で済む。
すぐに、いつもの神社に行ったのだが、しかし、既に四時を回っていた。
薄暗い境内で、周囲にライトを照射しながら撮影したが、まったく撮影出来なかった。
やはりライト程度の光源では、全然足りないらしい。日光の持つエネルギーとは比較にならないようだ。
早くしないと、何ひとつ解明出来ぬうちに一生を終えてしまう。
単に「幽霊がいました」ではなく、「ではこれからどう対処すればよいか」に進まねばならないのに、いまだ足踏みばかり。
それどころか、説明に窮するものが次々に現われる。