◎謝りに行く(四六四)
先日は撮影の仕方が乱暴だったかも知れないので、この日は謝りに行くことにした。
境内に入ると、右腕が痛くなり、それが次第に強くなる。
「腱鞘炎かよ」と思うほどの痛みだ。
我慢しつつ階段を上り、「先日は失礼しました。夕方で薄暗かったので、気を許していました。不躾はお詫びします」と念じた。
その甲斐あってか、画像には何ら異変が出なかった。
ま、時間帯が早いから、出ないほうが普通なのだが、「受け入れられた」と思うほうが気分的によい。
いつもこうなら、別のことに集中できる。
帰路に買い物をしたが、気付いた頃には、腕の痛みが無くなっていた。
寒いのと齢のせいか、あちこち痛む。
境内を歩く時に、無意識にトラの姿を捜している。
身近なところにいてくれるとは思うが、実際に目で見て、触れる方が嬉しい。
「もうここにトラはいないのだな」
十二月になったが、十月桜はまだ悲しく咲いている。