日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎ようやく進行が止まる

◎ようやく進行が止まる

 今の状態になってから4年になるが、病気の進行がようやく抑えられるようになったらしい。

 この数ヶ月の検査で、それが分かったのだが、毎月毎月数値が悪くなり、腎臓が萎縮、心臓は肥大するという状況だったから、それが止まったのはスゴイ。

 ま、腎臓のサイズは普通の人の4割もないと思う。

 

 昨年はこと酷い一年で、一月から秋まで、ほとんど何も出来ない状態だった。百㍍も歩けないし、階段も上れない。

 椅子に20分座っていることも出来ない。

 時間の経つのもよく分からないから、病棟に入って4年なのか5年なのかも分からなかった。5年と思っていたが、診療記録を見ると、今は4年目だった。

 病気が良くなるわけではなく、状況も大して変わらないが、日に日に「悪くなって行く」という実感がないだけ、はるかにましだ。

 

 不審事も多かったのだが、それも「死期の迫ったものが観る妄想」が7割で、「説明のつかない現象」が3割くらいだったろう。

 この状態になると、概ね半年以内に「この世とオサラバ」で、持っても1年かそこらのことが普通だ。

 何とか、そのまま持って行かれずに済んだ。

 「カウンターの陰に女が立っていて、着物の裾が見えている」みたいな状況も、今のところは無くなった。

 その女には首から上がないので、得体の知れぬ不快感を覚える。ちなみに、もはや慣れてしまい、「恐怖心」ではなく「不快」なだけだ。

 

 ま、それも、今年は「例年より温かい」というだけかもしれん。

 だが、希望が無いと、人の心は荒み、捨て鉢になる。

 人生に必要なものは、富でも愛情でもなく、希望だ。

 あとはどうにでもなる。

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昨年の1月13日 O町にて撮影