日刊早坂ノボル新聞

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◎専門バカの極端な話 その2 官僚

◎専門バカの極端な話 その2 官僚

 船の乗員乗客の全員検査をしない予定なのに、船内に閉じ込めて置いたら、その間に感染が広がってしまう。後で「自分が感染したのは閉じ込められたせい」と訴えられること必至だ。
 症状が無い人に「何もしない」なら、早く船から外に出して、その人が船内で感染しないように計らう必要がある。少なくとも乗っている方はそう思って当然だ。
 法令をものさしにして、どれかがあてはまるかを考え、静観しているうちに、船内の大半が感染してしまう。
 「こいつら(役人)は本当にバカなのか」と思う。

 検査が物理的に無理なら、その時点で症状のない人は解放する。(でも実際には全員検査などやればできるらしい。)
 あるいは「全員の検査をして、感染の無い人は下船させる」のが最も整合性の取れる考え方だ。
 今、きちんと手を打たないと、感染を拡げるばかりではなく、外国人乗客から山ほどの訴訟を起こされることになる。


 日本の防疫体制が対応できないなら、アメリカの要請などはすぐに受け、「米国人乗客は米国に返す」のがよいと思う。もちろん、空港は使えないから、米軍基地を経由して、ということだ。
 どこかの国の大統領なみに、厚労省は「何もしない」ように見える。

 それとも、「もうパンデミック直前だから、対応などもはや無理だと思っている」ということなのか。 

 たぶん、真相はこれ。
 これだけ中国人が来ているし、今もそれを止めずに入れ続けているのだから、都市部で感染が広がっていて当たり前だ。

 中国の武漢市と同じことが「起きて当然」だから、その時のことを考えているのだろう。

 しかし、中国政府ですら、患者数が増えることを見込んで、患者収容施設を突貫工事で作っていた。日本では患者が5百人1千人になった段階で、医療施設への収容が困難になるのに、今も「やらない」ことを考えている。  

 

 とりあえず、今はやることなすこと、ものすごく下手を打っている。
 結局、総ては安倍政権と、いまだに「桜」を質問している能天気な野党、すなわちお粗末な政治家のせいだ。官僚は自己決定しない生き物だから、容量を超えた時には思考が停止してしまう。シュレッダーの件みたいな「小さい作り話」をして「やらない」のは得意だが、「やる」理由は政治家任せ。

 なら、政治家が行政法を作るだけで済むのだから、とっとと対応しろ。