◎夢の話 第810夜 烏
29日の午前3時に観た短い夢です。
我に返ると、テーブルに腕を載せて考え事をしていた。
ここは郊外にある家の中で、どうやら別荘を買っていたらしい。
目の前にはコーヒーカップが置かれている。
「そうだ。注文したヤツが届いているかもしれんな」
でも、何を注文したんだっけ?
とりあえず、取りに行くことにした。
郵便受けは家の外、20メートルくらい先の道路に面した場所にある。
周囲の景色を眺めながら、そこまで歩く。
蓋を開けてみると、中に入っていたのは・・・。
カラスの死骸だった。
「うへへ。なんじゃこりゃ」
でも、実際に、俺が注文したのはこれだったような記憶がある。
「こんなのを取り寄せるようなことをするか?」
参ったな。
こいつをどうしよう。
庭の隅にでも埋めてやるか。
でもなんでこれを注文したんだろ。
思案しつつ、ゆっくりと覚醒。
夢に「死骸」が出て来るのは、典型的な「吉夢」になる。
カラスが不安感や面倒ごとの象徴だから、カラスの死骸を取り寄せ、それが届いていることの意味は、「再生」、すなわち、「今、自分が抱えている問題が解消される」という意味になる。
ま、問題は山積しているから、少しでも解消されるのは嬉しい。
夢の示すものは、印象とは真逆なことがある。「カラス」「死骸」とくれば、いかにも凶兆のようだが、実際には「これから好転する」ことの報せとなる。
このところ、原稿が走り出したから、それが精神面での安定に繋がって来たものと思われる。