日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎エレベーターでの出来事

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◎エレベーターでの出来事

 この記録を残すべきか、一晩考えた。

 肝心な箇所は、公表出来ない性質のものだし、かなり不鮮明だから、見慣れていない人には分からない。

 記録する方も見る側も消化不良になるのではないか。そう思ったのだ。

 だが、ここの作業は耳目を集めるために行っているのではない。

 「受け」を取りに行く必要も無ければ、「信者」を増やす目的もない。

 基本的に「生きている人について関心が無い」からだ。

 

 なら、見聞きしたものをそのまま記録すれば、いずれ子どもたちが見るだろうと思う。

 その時、父が「何と戦っていたのか」を知る助けになるかもしれない。

 いずれ、子どもら自身が当事者になる可能性があるから、無駄にはならない。

 そこで、最小限のことを記しておくことにした。

 

 この日は病棟を出て、エレベーターに乗った。

 時々、モニターに「四文字熟語クイズ」が映るので、それを見ようとしたが、この時はそれが出なかった。

 室内映像が映し出されただけだ。カメラは後方にあるから、専ら、私の背中が映る。

 病棟専用のエレベーターだから、乗り降りする人は少ない。この時も私一人。

 ところが、私の右後ろに黒い影が映っていた。

 男性のシルエットだ。

 「え」。こりゃどういうことだろ。と驚いた時に一階に着いた。

 ここで一瞬思案した。

 

 「さっきのは『黒いひと』に似ている。道端で時々見掛けるが、室内では珍しい」

 日光並みの赤外線が無いとカメラには写らない筈だが。 

 扉が開き、外に出ようとしたのだが、そこで、もう一度、エレベーターに引き返すことにした。

 「確かめてみりゃ、話が早い」

 もうこの手のことにすっかり慣れてしまった。

 人間、頻繁に接していれば、大概のことに慣れられる。

 

 このエレベーターは、赤外線探知機が誤作動したり、煙玉が写ったりと、少し異変めいた出来事が起きる。

 病院は「ほとんど異変が起きない」場所の代表だから、かなり珍しい部類だ。

 そのまま三階を押して、もう一度上がってみた。

 今度はスマホで撮影するわけだが、同乗者がいなかったので撮影が可能だった。

 さすがに人前でやれば、「得体の知れぬひと」になってしまう。

 

 結果的には、その場ではほとんど分からなかった。

 これはモニター画像が不鮮明だったこともある。室内カメラは長時間にわたり録画するため、解像度を落としてある。

 ただ、帰宅してから開いてみると、想像した通り、幾つか不審な点が見付かった。

 ウェブ画像では、おそらく右肩の「うっすらとした煙」しか分からぬだろうと思う。

 

 手元の画像の解像度を上げてみると、「カメラを見上げる顔」があるように思う。

 ただ、摺りガラスの向こうを見るような画像だから、今のところ「気のせい」の域になる。

 もちろん、その場にいて、「黒いひと」を直接見た者にとっては、少し意味が違う。

 先方が関わろうとする対象になっているからだ。

 注意深く行動することに越したことはない。

 ま、いずれきちんと証拠を揃えられるとは思うが、今でもリスクを背負っているから、しくじらぬようにする必要がある。

 

 追記)いつも背後に人の気配を感じるので、それと合致するものを見取ると、納得してしまう。早合点もするようになるから、慎重に観察する必要がありそうだ。