日刊早坂ノボル新聞

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◎ニュースのなるほど 「イ・ヨンスさん」

ニュースのなるほど 「イ・ヨンスさん」

 以下はニュース記事の引用。

 韓国の元従軍慰安婦の女性らが日本政府を相手取り損害賠償を求めた訴訟で原告敗訴が決定した中、訴えを起こした元慰安婦イ・ヨンス氏が「国際司法裁判所に行く」との立場を示した。

 ソウル中央地裁は21日、イ氏ら元慰安婦と遺族ら20人が日本政府を相手取り起こした損害賠償請求を却下した。

 ことし1月、裁判所は故人ペ・チュンヒ氏ら元慰安婦12人が日本を相手に提起した損害賠償訴訟で「原告に1人あたり1億ウォン(約1000万円)を支給せよ」と原告勝訴の判決を下していたが、これを覆す判決が下されたことになる。(ここまでwowkorea)

 

 この裁判の原告には、イ・ヨンスさんが含まれていた。

 これが「原告を敗訴にした」理由ではないかと思う。

 イさんは、証言がくるくる変わり、その発言が信ぴょう性に乏しい。

 イさんは慰安婦合意の「和解金」ではなく別途「韓国政府から支給された金」を受け取っていたと思う。なおこの「別の金」という理屈が通用するのは、世界の中で韓国だけ。

 財団の資金が減り(=計上され)、女性たちに金が渡っているし、韓国政府はその金を返していない。「合意は有効」とも表明した。

 合意が有効なら既に「不可逆的な解決」をみた件だ。

 

 イさんは、今、しきりに「国際司法裁判所で」と言っているが、合意が有効なら「却下される」ということ。そもそも「強制性」が疑わしいわけだが、それを検証する必要さえ無い。

 あくまで印象の話だが、この感じの「とにかく前に出る」やり方は詐欺師がよく用いる手法だ。「強く出て相手を圧迫すれば、相手は引き下がるだろう」という発想だ。

 そう思ってしまいそうになるほど、イさんの証言は疎かだ。これが言い掛かりなら、これまでの総ての証言に整合性をつけてくれ。

 

 この人を前に出して、国際司法裁判所に行かざるを得なくなったら、韓国政府のダメージは大きい。正義連を含め、これまでの慰安婦関連活動が総て否定される。

 韓国政府そのものが「嘘つき」という評価を受けてしまう。

 韓国政府自身は時間が経てば、また蒸し返すつもりだし、そうできると思っているのだろうから、今はとにかく「イさんには静かにして欲しい」と思っていることだろう。

 

 ちなみに、これはイさんでは無かったと思うが、自称公娼の中には「日本軍に無理やりジープに乗せられて、ヘリコプターで連れて行かれた」と言っている人がいた。

 日本にはジープもヘリコプターも無かったから、「米軍」を指しているのは明白だが、朝鮮戦争との5年から10年のタイムラグを埋めるためには「幼女」でなくてはならなくなった。

 しかし、そもそも日本軍には「慰安所の公娼は17歳以下不可」という軍規があったから、もしそれ以下であることが分かったら、慰安所の経営者や関連軍人が処罰されることになる。

 

 イさんらの証言を総て明るみに出すには、国際司法裁判所で裁定して貰うのが良いと思う。

 どんな結果になっても、いずれにせよ、この問題は永久に終結する。

 韓国人でもイさんのことを疑うようになった。

 それならイさんは今後なおさら先鋭化するだろうと思う。

 

 しかし、「何事も引き際が肝心」だ。2015年の合意で満足しなかったことで、イさんはこれから総てを失うことになる。

 2015年までに、日本政府は三度の賠償金(または和解金)の支払いに応じた。

 日本では「仏の顔も三度まで」という諺がある。

 承服できぬ点が多いが、もう「総てを終わり」にするために、あの合意があったのだ。そしてそれを韓国政府が了承し、自ら「不可逆的な解決」という文言を入れた。

 

 詐欺的行為を行った正義連・尹美春氏が、いまだに詳細な会計報告を行わず、今も国会議員のままだ。要するに慰安婦関連活動は「国ぐるみの不正だった」ということを自ら認めていることになる。

 そう言われたくなかったら、さくさくと尹氏の裁判を進め、断罪することだ。そうしないと、国全体により一層の傷がつく。