◆六月期処分のお知らせ◆
ウェブの維持費捻出のため、古銭を提供(入札販売)しますが、数日間何も出来ない状況でしたので、今晩から明日の夜にかけて出品掲示を行います(当欄および公式HP)。
なお、1ロットにつき5万円から20万円の範囲の出品を中心にする予定ですので、十数ロット程度に留める予定です。例のアレの影響で、今は収集家も多くは買えない状況だと思われるためです。
詳細は逐次、公式ウェブ(『古貨幣迷宮事件簿』)をご覧ください。
http://www.goemonto.rexw.jp/humei.html
当ブログには若干の解説を掲示します。(今夜半に開示を開始する予定)






◎帰還兵のコレクション (6月期整理品 NO.4)
NO.4 中国銭等アルミ缶入り穴銭一式
大陸に出兵していた日本兵の一人が、在留時に古道具店で買い集めた品で、その人は昭和18年頃には帰国した模様。昭和二十年代に、専用の箱を自作し、整理を始めたが、そこまでだった。
ちなみに、骨董店で「買わないか」と持ち掛けられた時に、私はふたつ返事で買い取ることにした。
理由は次のことによる。
1)戦前の中国の市中にあった状態が分かる
2)朝鮮、安南、和(日本)錢が混じっているので、外国からどのような銭が流入したかが分かる
3)通常、「一見の客」を脱するには、数年間はずっと付き合う必要がある。分かりよく「気前の良い客」を見せることで、通常は贔屓の客にしか見せぬ品を金庫から出して見せてくれる。
なお、売価は十万円だったが、3の目的を達したので、今回処分は半値以下とする。
元々、中国銭にはまったく興味が無く、「老後にすることが無くなったらやろう」と考えていたが、その「老後」が来ること自体が怪しくなった。















追記)トレイには蓋が無く、箱を動かすと銭も動いてしまいます。
発送により、中の貨幣がバラバラに混じる可能性が生じますので、念のため。
アルミ缶の傍に、この3枚が落ちていました。缶から落ちたのかは不明ですが、これも追加添付します(オマケとして)。