日刊早坂ノボル新聞

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◎古貨幣迷宮事件簿 「南部花巻 川口町会所札 一貫文・五百文」

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南部花巻 川口町会所札 一貫文・五百文 

◎古貨幣迷宮事件簿 「南部花巻 川口町会所札 一貫文・五百文」(出品番号L06)

 この数日、あまり体調が良くなかったので、作業はほとんど出来ず。さきほど、『古貨幣迷宮事件簿』に出品登録をしたばかりだ。

 今回処分の目玉はこれで、見渡す限り誰も持っていない。幾度も地元に調べに行ったが、ほとんど資料がない。

 盛岡商人については、よく知られており、資料も残っているわけだが、花巻商人については全貌があまりよく分かっていない。

 ただ、八戸藩の飛び地が間近にあることと、秋田方面への窓口になっていたことから、八戸・秋田とも活発に取引をしていたようだ。

 これを入手したのは、もはや五年以上前のことだが、たぶん、売り手も買い手もこの札について何も分からずに売買したと思う。

 過去の藩札資料にも掲載されてはいないようだ。

 準公札にしては、存在数が極めて希少だったということだろう。

 2セット入手したのだが、ひとつは博物館に寄贈する。

 よって、これが市場に出るのは、最初で最後になると思う。

 極美品とは行かぬが、選択肢無し(ある・なし)の次元の品だ。

 相場はもちろん無く、取りに「行く」か「行かぬ」かだけ。

 

古貨幣迷宮事件簿

 なお、売却品の出品登録は今夜半まで行う予定だ。