日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎後部座席に

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令和三年八月二十九日撮影

◎後部座席に

 家人の買い物に付き合い、あるビルまで車で送って行った。

 駐車場で待っていると、何となく「誰かに見られている」気がした。

 そこで、すぐにスマホで撮影した。

 (今ではこういう時の対応に躊躇いが無くなった。)

 その直後に家人が戻って来たので、撮影したのは一枚だけだ。

 

 帰宅してから画像をチェックすると、前方のドラレコ画面には何も映っていなかった。問題はミラーだが、ちょうどスマホと手に遮られており、後部座席の様子が映っていなかった。

 

 ちなみに、前に一度、運転中にミラーで後部座席を見ると、「女」が座っていたことがあった。笑い話で終わるオチはなく、紛れもなく幽霊だ。

 危うくハンドル操作を誤り、車線から飛び出しそうになったが、道端に車を停め、窓を開けた。

 目視で見えているのはゼロコンマ数秒からせいぜい数秒間だけなのだが、一応、「落ち着いて運転できぬから、ここで降りてくれ」と丁寧に頼んだ。

 その時の経験で、何かしらの気配を感じたら、すぐさま車を寄せることにしている。

 

 さて、冒頭の話に戻る。

 「気のせいだったか」と安堵したが、よく画像を見ると、右側の背もたれの後ろに「何か」が見えるような気がする。

 もちろん、この程度ではまだ「気のせい」だ。

 もし気配が本物であれば、いずれ程なくはっきりして、目視でも見えるようになると思う。

 ただ、仮に「本物」でも「ただの気のせい」でも、さしたる影響は無い。

 

 先方からのアプローチの仕方はこう。

 1)最初は純粋な「気のせい」による。実際に何も起きていないが、妙な違和感がある。

 2)同様の「妙な違和感」が重ねて起きる。ほとんどがやはり「気のせい」なのだが、少し説明し難いものが混じる。ただ、それまでの経験から、「単なる気のせい」だと思い込んでいる。

 3)まともに目視するか、はっきりと画像に残る。その時は、先方はかなり近くまで来ている。恐らく1)と2)は「抵抗を受けずに近づく」ためのステップだと思われる。

 

 この対処法は簡単で、まずは「そこにいる気配を知ること」。

 次に「敬意を持って断る」、「近づくなと警告する」という手段で、距離を置く。

 これで通常は相手が自ら去って行く。

 よって、落ち着いて対処すれば、何も起きない。

 この手の実体験のある人は割合いるわけだが、対応を間違えねば何も起きぬので、怖れる必要はない。

 逆にたかを括ったり、軽んじると、少し厄介な方向に進む。あるいは、びっくりして恐怖を感じ、大騒ぎするのも逆効果だ。「怖れる」のは「呼び寄せる」のと同じ効果を持つ。

 

 あとは簡単な数学の話だ。

 A)総てが「気のせい」だったなら、そもそも何も起きない。

 B)もし「何か(幽霊)」の働きかけがあるなら、冷静に対処すれば何も起きない。

 それなら、可能性を感じたら、念のため「予め冷静に対策を講じる」ことで、「一切、何も起きない」ことになる。

 人間の感覚などあやふやなものだ。それが本物だったか確かめることに時間を遣うより、さくさくと先に進んだ方が早く済む。