日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎松福院にて

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◎松福院にて

 神社に参拝したのち、日高の松福院に向かった。

 この寺には六地蔵があったことを思い出したからだ。

 

 まずは最初に入り口でお不動さまに手を合わせた。

 私の半分は既にアモンが入っているが、もう半分はお不動さまの傘下にある。心が安らぐのはお不動さまの方だと思う。

 だが、もちろん、アモン(悪縁)も魅力的だ。塵ほどの欺瞞を許さぬし、具体的な天罰を与える力が持てる。生きているうちに、誰かを懲らしめることも出来るようになる。

 「でも、その後に地獄が待っている」

 覚悟すべきことは、いずれツケを払うことになるということだ。この世にもあの世にもタダのものはない。

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令和三年十月二十四日撮影

 六地蔵では母が安らぎを得られるように願った。

 息子たちは苦労の種だったろうが、もはや煩わされることもない。

 

 帰りしなに、境内の隅に鳥居を見付けた。

 この地の神だ。寺社・神社は、生きる者にとって「入り口」「出口」の意味を持つから、必ず両方がある。

 そこで、ひとまずその鳥居に向かって進み、祠の前で手を合わせた。

 だが、これは失敗だった。

 何だか気分が悪くなったので、よく見ると、そこは稲荷神社だった。

 稲荷は私の天敵だ。

 たぶん、私が狛犬(獅子:ライオン)の猫側で、稲荷は狐で狗(いぬ)だからだ。

 もちろん、勝手な思い込みなのだが、現実にどの稲荷に行っても覿面に具合が悪くなる。

 「俺はベビメタは好きだが、稲荷は苦手なんだよ」と呟いた。

 (ちなみに、キツネはベビーメタルのシンボルだ。)

 かなり前に東伏見の稲荷神社の前を通り掛かったことがあるが、鳥居の前で倒れそうになったことを思い出した。

 

 急いでその場を離れたが、お寺を出る時に、頭に右側で「蜘蛛の巣が貼り付いたような感覚」を覚えた。思わず手で払いのけたが、もちろん、実際に蜘蛛の巣なんかついてはいない。

 午前中でもあり油断していたから、たぶん、「お土産を拾った」と思う。

 神社やお寺の周辺には、不浄なヤツが沢山いる。

 私の精神状態が乱れたことの影響だ。

 

 私はキツネも、狐みたいなヤツも毛嫌いしてる。

 「お前はキツネで、俺とは合わねー。俺はお前が嫌いなんだよ」

 (これは本人に露骨に言う。本人は自分の背中に貼りついている者を知らんから、さぞ当惑すると思う。)

 お前も私のことを嫌いだろうが、私はお前の顔を見るだけで、気分が悪くなるんだよ。何故ならお前はキツネの仲間だから。

 まだ昼前だったのに、この日は本当にしくじった。