日刊早坂ノボル新聞

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◎古貨幣迷宮事件簿 「雑銭の会 福々セールの開始」

◎古貨幣迷宮事件簿 「雑銭の会 福々セールの開始」

 納戸などから再び古道具や雑銭の類が出て来たので、処分することにした。

 ほぼ最終段階なので、これまでの感謝の気持ちを込め、「福々セール」として順次、売却して行く。

 「福」は「残り物に福」に由来するもので、雑銭の会では時々開催していた。

 感謝セールなので、かつての登録会員を中心に案内して行く。よって、一般提供価格とは価格が異なる。また決まりごとについては省略するが、古銭会の一般的なルールに従って対応するものとした。

 会自体は一旦休会しいた後も、平成二十六年頃まで活動していたが、事務局の病状の悪化により以後の活動は僅かだった。今回の作業が終了後に、正式に閉会の運びとなる。

 旧会員諸氏にはなるべくウェブに開示する前に照会し、水面下で引き取って貰えると有難い。コロナ以後やりくりが大変な状況なので、ご祝儀も歓迎だ。

 

 雑銭の内容は、七八年前の売り立て会に出品した残りで、NコインズO氏が所沢の倉庫に保管していた雑銭だ。業者さんの持ち物で、完全未選別(蔵出し)ではなく、母銭などはない。その一方で業者は撰銭をしないので、あれこれ残っている可能性がある。

 実際に大当たりを引いた会員もいるが、これは本人の持っている「引きの強さ」と「ツキ」、および「人徳」による。実際に位付「一」の品を拾った人が複数いる一方で、何も出なかった人もいる。元々、雑銭買いではさしたるものが出ないことが普通だ。

 ちなみに、古銭会では枚単価25以下の品はなかったのだが、今回は「感謝」なので値を下げている。ま、損得で思考すると、多くはしくじるし、当たらない。

 雑銭買いにもセンスが必要で、買い出し等に立ち合って経験を積むと、自然に当たりが集まるようになる。何十万枚も触っていると、勘が働き、手に吸い付くように珍品が残るようになる。

 

 順次、「古貨幣迷宮事件簿」に開示して行く。

 業者対応の「販売」ではなく、「趣味の会での仲間内の交換」のスタンスなので念のため。