日刊早坂ノボル新聞

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◎メディアの「調査」とはこんなもの  「国葬反対のからくり」

メディアの「調査」とはこんなもの  「国葬反対のからくり」

 以下はヤフコメより引用。具体的にはFNNオンラインの「安倍晋三さんのどこが国葬に値しない政治家なのか誰か教えてくれ」に寄せられた読者コメントだ。

 

 先日、朝日系の無作為抽出の対人電話アンケートを受けたが、質問内容に対する理由付けをした上での選択回答だった。理由付け自体が、単純回答じゃなく、例えば、防衛費増やすなら確実に社会保障を削る必要がありますがと宣言的説明をした上での防衛費のあり方の選択回答だったりして、質問内容の順番や構成も含めて感じたけど、

 政治知識が無かったり、時事問題に興味や意見の無い人達は、簡単にマスコミの持っていきたい回答に誘導できると感じた。

 そのデータがマスコミの言うところの世論??

 アンケートの質問の方法も含めて開示させないと、不味いんじゃない?

 アンケート以前に国葬のメリットデメリットを知識として持った上での判断してる回答がどの程度あるのか疑問。

 引用ここまで。

 

 一時、当家の電話番号が調査対象に抽出されていた時期があり、数週間の間、幾度も繰り返し電話調査が来ていた。どうやら、一度番号を抽出すると、使い回しにするらしい。

 録音アナウンスでドータラコータラ始めるのだが、いつも質問と言うよりも先に自分たちの意見がついている。

 相手がいる話なので、きちんと名指しすると、この手のは決まって朝日新聞だ。

 この経験のおかげで、今も電話調査が来ると、「クソ素人、チね」と返事をしてすぐに切る。もちろん、相手は自動音声だから聞こえてはいない。

 

 最初の「国葬反対70%」の時は、数日で作り話がバレたが、こういう数字を堂々と報道すること自体、「どうかしている」と思う。「調査」「報道」ではなく「扇動」以外の何物でもない。

 (詳細はネットを引けばすぐに出て来る。)

 でも、メディアはどれも似たようなレベルだ。

 調査を長年仕事にして来た者の立場からすると、正直、こんなイカサマを平気で行う者など「早く潰れろ」「焼け落ちろ」と思う。語気が激しいが、それだけメディアが捏造をやっているということ。

 

 社会調査の基礎の基礎は、「無回答」「どちらでもない」の意味を考えるところからだ。どのような質問を行っても、それが正しく無作為抽出のステップをとっているなら、必ず「どちらでもない」「無回答」が2割は出る。これが3割に達すると、「3割の意思には何らかの共通の要因がある」と考え、調査計画を根底から見直す。

 メディアが出している「国葬の是非」の調査結果については、最近、「賛成45%、反対55%」みたいな数字がヘッドラインに躍ったが、我々からすると「おいおい。『どちらでもない』はどこに行ったんだよ」と疑問に思う。

 あらゆる調査でこの選択肢の無い質問はない。選択肢に無ければ、それが「無回答」に変わるだけ。

 政治信条や信仰など価値観に関するものは、なおさら「どちらでもない」「無回答」の割合が高くなる。

 ひと言でいえば、自身に関係のないことに関わるのが面倒くさいからだ。

 

 結果を鮮明にするために「どちらでもない」を削除したなら、その時点で数値は捏造されたものになる(修正ではない)。「賛成・反対・どちらでもない」が「20・20・60」の場合、「どちらでもない」の60を除外すると、「賛成・反対」が「50・50」となる。そこで「両方が同じ半数」と見なすわけだが、その評価は虚偽だ。

 正確には「どちらでもない」という答えが60で最大だ。そしてその「どちらでもない」にはそれなりの意味がある。

 結果的に、これを除外することで、数値を比較出来なくなる。単に「どのくらい多かった」「どのくらい少なかった」すら言えなくなるのだ。

 

 ま、この場合は「国葬に反対が賛成を上回るという結果」が欲しくて、一生懸命に数値を操作したのだろう。

 別の捏造手法には「自紙の読者だけ」に聞くというやり方もある。同じ関心を持つ者を選んで聞けば、偏った回答結果になるのは当たり前だ。朝日の読者なら70%が反対するかもしれぬが、今時、朝日新聞を読む人はもはや少数派だ。

 こういうのは事実上、数値の捏造だ。

 やることが汚すぎる。まずは結果数値ではなく、調査票なり調査項目なりを公開して見せろよな。

 

 私はもちろん嘘つきだが、嘘は嘘として自覚してついている。

 メディア人は嘘をつきながら正義を騙る。「こいつらよりはほんの少しまし」だと思う。