日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎レタスの花は黄色い花

レタスの木と花の蕾

レタスの花は黄色い花

 レタスの木に蕾が出始めたと思っていたが、これがいよいよ開き始めた。

 どうやら黄色い花弁のようで、菜の花の佇まいにも似ている。

 ま、これから咲いても、季節外れなので種は付けぬと思う。

 

 以下は妄想。

 近所に八百屋の娘がいる。同級生で同じ高校に通っている。

 店の前を通ると、いつもその子が客と話している声が聞こえる。商家の娘だし、気さくに誰とでも話が出来る。荷の積み下ろしをやっているから、体が引き締まっており、学校では陸上部だ。腕なんかは小麦色に日焼けしている。

 ある休日に、娘の家の前を通ると、ちょうど家族で出掛けるところだった。親戚の結婚式があるらしく、その子が余所行きを着ていた。

 普段のチャキチャキぶりとはまったく違う姿がそこにある。

 まるで、素朴で可憐なレタスの花そのものだ。

 通りしなに思わず二度見をしてしまう。

 

 「何だか醤油屋のゴロちゃんになった気分だぜ」

 だが、醤油屋のゴロちゃんと娘は結ばれぬ運命だ。

 ま、女には男の計り知れぬ面がある(話が違うか)。

 レタスの花はそんな類の妄想を抱かせるような小さい花だ。