日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎捨てられない夫婦

捨てられない夫婦
 当家は夫婦ともコレクション癖が強く、ものを捨てられない。欠けようが、ヒビが入ろうが、捨てずに取って置く。
 このため、家の中は色んな物で溢れ、ゴミ屋敷同然だ。
 とても客を中には入れられない。

 押し入れから廊下まで、段ボールの山。中にはダンナの集めた古民具や家人の百足はあろうかという靴の収集品が入っている。靴を履くことはなく、ただ集めているだけだ。
 家人はワンカップの空きビンでさえ、「蓋が付いていて、ベッドサイドで使うのによい」と取り置くから、食器棚には使わない食器がぎゅうぎゅう詰めになっている。
 ダンナの方も同じだ。
 画像のお玉は、私が大学に入学した時に、入れ違いで郷里に帰った兄が使っていたものだ。家具や食器類はそのまま引き継いで使っていたが、これもその一つ。
 ウン十年も使っているが、まだ壊れぬのでそのまま使っている。裏返すと取っ手のところが劣化しているので歳月が分かる。

 母はいつも家の中を綺麗に整頓していたが、あれは「使わぬ」と思った物はどんどん捨てたのだろう。新しいもの買えば、古いものは多少仕えても捨ててしまう。
 私は数年前に、断捨離をしようとしたが、部屋を引っ繰り返しただけで、余計に散らかった。「もう余命は僅か」だと思うから整理しようと思い立つが、死期が少し先に延びたと分かると、「喉元過ぎれば」で、中断してしまう。
 ま、私のものは大半は資料の類で、他の人に進呈すれば喜んで貰ってくれると思うが、その人が「ああ得した」と思うその表情が少しでも見えると、腹が立つ。
 時間と労力と金をかけて集めたものを、ただ座っているヤツに渡すのは癪に障るので、時々ゴミで出している。
 当たり前だが、性格は良い方ではないが、それも窃盗の被害に十五度も遭っていることなどが原因だと思う。