◎コーレイシャ記念日は『エイリアン』
今日から名実ともにコーレイシャの仲間入りに。七年前から祝い事は止めているのだが、「この一年を生きた」記念に自分に何かご褒美をあげることにした。
とりあえず映画でも観に行くことに。
この日は映画館のサービスデーだが、サービスしてくれるってのは「客が来ない日」だってことだ。それなら日中でも空いているはず。
ストレス解消が目的だから、スッとするのがよい。
そう言えば、「エイリアンロムルスはまあまあ面白い」と言ってた人がいたな。
ま、深く考えることなく観られるから、それにしてみた。
午後一時台の回だったが、映画館はやっぱり空いていて、観客は七八人。人込みが苦手だから助かる。
映画の方は、評判通り「まあまあ面白い」出来。
ひと事で言えば、最初の『エイリアン』のほとんどリメイクとも言えるし、監督の過去作『ドントブリーズ』の焼き直しとも言える。
若者たちが欲に駆られて宇宙船に侵入するが、そこには怪物がいて散々な目に逢う。『ドントブリーズ』では退役軍人の老人だったが、これをエイリアンに置き換えた。
主人公が女性で、相棒がアンドロイドってのは、最初の『エイリアン』的だが、ポリコレ色が強くなったところは減点材料だと思う。男が妙に弱い設定になっている。おまけにバカ。
でもアジア系は最初の方で酷い死に方をする。
これもポリコレの流儀で、白>黒>アジア系の図式。白人の嫌らしさが満載だ。
ポリコレは「正義と人権」を掲げて、他者を非難し金を引き出す手法で、同意すれば協力金を請求されるし、しなければ「差別主義者」だと罵られる。若いころに毎日丸ボーとマージャンを打っていた時期があるが、ヤクザが掲げるのは「正義と人道」で、内容はポリコレ人種とほとんど同じ。同意すればみかじめ料を請求されるし、しなければ難癖をつけられる。
ほとんど同じだ。なので当方は「ポリコレ=ヤクザ」と呼んでいる。
ゲームの『アサクリ・シャドウズ』の構図は、まんまポリコレの本性が現れている。
大体、社会正義を看板に掲げるヤツなどろくな奴がいませんって。パヨの多くが、「自ロ他不」だ。正義を掲げる自分だけが正しく、自分はその正義から例外的に支持される。そう思っている。
脱線したが、ポリコレ臭がプンプンすることを除けば、まあまあ楽しめると思う。
で、ここで気付くのは、「エイリアンとくれば、やっぱりシガニー・ウィーバーさんだよな」ってこと。
シガニーさんが恋しくなった。まだポリコレという言葉がないころだが、女性が主人公で、かつ精神力が強い。かと言って、持ち上げ過ぎないからちょうど良かった。
今は妙に女性と黒人を上げ過ぎで、その代償が「アジア人下げ」だ。アジア人を下に置けば、黒人が上がったようには見えるわけだが、自分たち白人は安全圏の上位に置かれている。
『エイリアン2』では、女性が強くなる理由を「母性」に置いていたので、ポリコレの嫌らしさが目立たなかった。
「2」には連続性がなく「3」以降の筋がブチ切れた。
あの正統の続編があれば、3作で完結していただろうから、ビジネスのために寄り道したということか。
当方にとって、最大のご褒美は「自由に使える時間」だから、今日はお弁当を買って帰ることにした。夕食の支度や後片付けのための時間を、自分のために充てられる。
ま、腰が痛いのに映画館に行ったから、座っていられるのは長くはないとは思う。
障害者で得するのは、映画が一年中「千円で観られる」ということだ。もちろん、助かると思うのはこれだけ。