日刊早坂ノボル新聞

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◎霊界通信 自分のことで忙しいのに他人の心配

霊界通信 自分のことで忙しいのに他人の心配

 息子を迎えに行った帰りに、男の半身を見たので、翌日すぐに神社に行った。

 実体化した者をまともに見ているので、疑っている暇はない。

 以前、「膝丈スカートの女」や「事務服の女」が写った位置を思い出し、そのポイントに立ち社務所のガラス戸に自分を映し、それを撮影した。

 幽霊の写真撮影にはTPOがああるわけだが、写りやすい光の角度や湿度に加えて、「交差点」がある。これは例えで、そこにいると頻繁に幽霊が通り掛かるという意味だ。

 この位置が写りやすいのは承知していたが、「膝丈スカートの女」のように、肩に頭が乗っていたり、抱き付かれていたりすると、あまり気色の良いものではないから、無意識に避けていたようだ。

 これによると、左肩に煙玉が出ていた。

 やはりただの「※十肩」だけではないらしい。

 腰には黒玉(煙玉の黒いもの)が出ているが、これは女の頭で、右下半身に女がまとわりついていると思う。

 三枚目を撮るところで、女性の参拝客が来て、手水場の前に立った。この時、私はその女性の後ろに二人の人影がついているのを目にした。直接なら見えなかった筈だが、たまたまガラス戸に反射した自分の背後にその女性が入ったので、認識しやすくなったのだろう。

 女性は六十台くらい。この神社には一人で来た。

 あれこれ「たかられている」のが一目で分かる。

 頭に植物の葉がかかっているが、あれは手水場の先にある茂みのもので、ガラス戸と女性の間にあるものではない。

 要するに、女性の体の先にあるものが女性の体を透過してガラスに映っている。

 頭の周囲を拡大すると、違和感のあるものが見付かると思う。

 由々しいのは、すぐ傍に「黒いひと」が立っていることだ。

 「黒いひと」は死期間近の人の近くに現れるるので、ほとんど死神に近い存在だ。

 私の周りには頻繁にこれが現れたが、警戒して早期発見し、遠ざける手立てを打つと、遠くに離れる。

 「黒いひと」は影だけの存在なので、殆ど眼には見えない。

 私はたまたまこの「シルエットだけの人影」を発見し、その後幾度か眼にしているうちに、ほんの僅かな気配でもそれと分かるようになった。

 生き死にが懸かる状況になると、その匂いを感じ取るのか雑多な幽霊が現れ、じきに「黒いひと」が立つ。最後は正式な「お迎え」が目の前に立つ。

 「黒いひと」までは、まだご供養などによって止められるが、「お迎え」に手ぶらで引き返して貰うのは容易なことではない。

 これまで、「お迎え」に会った人の話を収拾して来たが、一旦、追い返すことが出来ても、必ず一年以内に亡くなっている。

 五年以上生きているのは、今のところ私だけだが、さすがに賞味期限が過ぎた感がある。

 自分の点検をするために神社に参拝したのに、赤の他人の心配をさせられてしまった。

 どこの誰とも知らぬので忠告のしようがないが、よくよく気を配り、寄せ付けぬようにする心構えが必要だ。

 死期は幾らかなら先送り出来る。

 ちなみに、過去の画像を点検したが、位置は少しずれていたようだ。