日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎あやうく「貰い事故」に

あやうく「貰い事故」に
 秩父の県道を走行中、前の車が右折しようとした。交差点ではなく、右側に家があったのでそこの家の人だ。
 対向車線側には、バイクが直進して来ていたが、前の車の運転手はそれが眼に入らず、右折した。
 車×バイクのありがちな事故のパターンだ。ライトを点けていても、車の方からはバイクが見えぬ時がある。
 バイクの方もかなりスピードを出していたが、たぶん、70キロくらいは出ていた。
 地面とタイヤの摩擦で煙が出るくらい急ブレーキを踏んだ。
 普通はそこで転倒するか、車に激突するが、たまたまそのバイクはオフロード用で、その手のはタイヤが頑丈に出来ている。安定性もカスタムより高い。何とか激突を避けられた。
 そのバイクはまさに危機一髪だったが、当方らも同じだった。
 もし前の車に当たっていると、バイクごとこっちの車に飛んで来た筈だ。
 軽自動車は鋼板が薄いから、相手がバイクや人間でもぺしゃっと潰れる。こっちも無傷では済まなかった。

 家人がカメラで紅葉を撮影していたので、「今のを撮影してたか?」と訊くと、「びっくりしたから撮れてない」。
 「事故が起きなかったから、動画として使える。今のはたぶん百万再生は堅かったな」
 事故動画は公開し難いし、そもそもこっちもやられてら。
 「そりゃ今年2回目の百万再生を逃したね」

 取りすがりに前の車の運転手をチラ見したが、50台くらいの女性だった。
 「出たか、五十ババア」
 あの前を見ぬ運転の仕方なら、さもありなんと納得した。
 昔同じような状況で、右折時に車がバイクを引っ掛ける事故をすぐ後ろで目撃したことがあった。昼の明るい時ほど、車からはバイクが見えない。
 その時のバイクは後ろに彼女を連れていたが、後ろから圧力が加わり、ライダーはまともに車の正面にぶち当たっていた。
 倒れてからはピクリとも動かない。彼女の方は彼氏がクッションになり無事だった。バイクだと40キロくらいの遅い速度でも、まともに衝突すれば確実に死亡事故に至る。
 ま、そこは軽自動車も変わりない。軽で事故れば、ドライバーか助手席の人が亡くなる。ニュースではよく聞くが、あれはほんの「ちょっとした事故」で起きる。