◎霊界通信 R061122 別のヤツだった
次女はこの日金曜のシフトが休みだったらしくどこかに外出した。
すると、誰もいない筈の当家の中でがったがたと音がする。家人の部屋のドアがバタンと音を立てて開閉したりした。
「車の前の持ち主なのかもしれん。俺が家族になれと言い付けたからな」
すぐに神社に行くことにした。
境内に入ると、そこで「さあ、今日は記念写真を取って置くか」と声に出して言う。
傍に居るのは疑いないから、画像に残る可能性がある。
結果は概ね想像した通りだった。
光源とロケーションの配置で、ガラスに映る景色が特定出来るのだが、当方の左手が一本多かった。
女性の手だ。
顏らしきものを写ったが、当方の想像したものとは別人だった。
当方はオープンエアー(開け放たれた平地)に立っていたが、上に影が出来た。目視の方がよく見えたが、どうやら「でっかい女」が出現したようだ。
「でっかい女」はもはや何年も前から当方の近くに出るので、特に悪意を持っているわけではないらしい。
「俺が釣り餌のような存在で、この女は雑多な幽霊を回収するために傍にいるのでは」と思ったりもする。
家に帰ったら、居間の当方がいつもいる上の蛍光灯と、仕事部屋の蛍光灯が予告(点滅)なくいきなり切れた。
まだ回収されずに残っているようだ。
だが、寄り憑いていた女には、まったく覚えがない。
とりあえず、癒し水を供え、「どのみち大勢いるから、傍にいても構わんが、悪さや悪戯はするな」と命じた。
画像はその場のロケーションを知らぬと理解出来ぬと思う。
もちろん、こういうのは他人がどう思うかは関係なし。自分が理解し、対応できればそれでよし。思い描いていた者とは別の者だった。