日刊早坂ノボル新聞

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◎病棟日誌R070211「インスリン抵抗性」

病棟日誌R070211インスリン抵抗性」
 新しく向かいに入った患者は70歳くらい。まだ現役だから、工務店かドライバーみたいな仕事をしているらしい。
 様々な病歴を経て、腎不全に行き着いた。
 予期せぬ事態らしく、生活改善についても知識がなく、看護師に説明を受けていた。
 まさか「ミカン3個があの世への片道切符」になったとは、想像し難い。糖尿病歴がなく、いきなり心筋梗塞になる人もいるが、さらにその治療一発で腎不全になる人もいる。
 ま、カリウムは即死に繋がるから分かりよいが、動脈硬化には自覚症状がない。これからはこれまでの3倍5倍のスピードでこれが進む。
 ここで「そう言えば」と思い出した。
 最近、前からいる工務店勤務の患者の姿が見えないが、どうしたのだろう。
 180㌢くらいある70歳くらいの男性で、時間帯が同じなのでよく挨拶をした。
 この数週間内に、ふっと姿を消した。
 名前を知らぬ人だが、すなわtそういうことなのか。

 時間がたっぷりあるから、あれこれと勉強が進む。
 この日は「インスリン抵抗性」について勉強した。
 インスリン抵抗性とは、インスリンが分泌されても、それが効き難くなる症状のことだ。細胞にエネルギーが取り込まれ無くなり、血糖値が高いままになる。
 概ね運動不足が原因だ。糖尿病では、インスリンが出難い場合と、インスリンが効かない場合があるが、これは後者の方になる。出難い人は薬を飲むより、インスリンを補填した方が早いし安全だ。糖尿病薬には腎臓を損ねる作用があるものがある。
 後者は適切な運動をすることで改善が図られる。
 概ね1日に45分の「駆け足」をすると、1週間くらいでインスリンの出と効果が改善される。
 運動を止め、1週間すると、この効果が薄れるが、止めてから5日間くらいは効果が持続する、とのこと。

 ちなみに、「インスリン抵抗性」という耳慣れぬ用語でそれと気付く人もいるだろうが、以上は競走馬の話だ。
 グリーンチャンネルでは、平日は競馬というより、馬の健康状態に関する講座や、昔の競馬場の訪問記などを流している。
 だが、馬の「キャンター45分」を人間の「ジョギング45分」「速足散歩60分」と言い換えても通用すると思う。
 糖尿病の気がある人は、経口薬よりもインスリンの投与の方が無難だが、それだけでは効かなくなる。
 やはり運動をして、細胞中のエネルギーを消費することで、糖が吸収されやすくなる。
 もちろん、「さしたる健康不安はない」「気がある程度」なら、気に留めることは無く、耳に入らない。
 そういう人にはこの格言がある。
 「運動は大事。坂東はエイジ」
 ま、聞く耳を持たぬ者には念仏だから、何を助言しても無駄。

 グリーンチャンネルの良いところは、テレ東の雰囲気をさらに突き抜けたところにある。
 昔の競馬場訪問シリーズでは、前のマネキンのお姉ちゃんは、どこか風俗嬢みたいで味があった。今は人が変わり、ローカル局のアナウンサーみたいな女性になっている。残念。
 「この人はどんな人なんだろう」と思わせることも、人の関心を呼ぶ素材になる。
 「夢グループ」のあの「愛人みたいな雰囲気」の歌手だって、何とも言えぬ味があるから、思わず歌を検索して聴いた。