日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎夢の話R070629「ハルマゲドン」

◎夢の話R070629「ハルマゲドン」

 日曜の午前5時に観た夢です。

 

 我に返ると、ビルのロビーのテーブルについていた。

 目の前には女性が座っていた。 学生時代の同級生だ。

 「全然変わらないね。小栗さん」

 確か旅行の手配について相談されているんだったな。

 するとここに割り込んで来る者がいた。

 「あらあら今日はどうしたの?」

 振り返ると、俺の学生時代の彼女が立っていた。

 「偶然同級生に会うなんてね」 

 改めて見ると、二人ともずいぶん若い。どう見ても三十歳くらいだ。

 それに引き換え俺は初老、と言うより、もはや老人の域だった。

 ここで最初の女性が言う。

 「ねえ、私は小栗じゃなく桂木だよ。忘れた?」

 「あ、すまん。俺は最近ボケてきてっからな」

 会話の間に観察したが、二人とも顔かたち体型ともに同じ年齢とは思えない。

 「一体どうなっているんだろうな」と呟く。

 ここであとから来た女性が尋ねる。

 「私の名前も忘れた?」

 ドキッとしたが、すぐに思い出した。

 「新堀は忘れないさ」

 学校を卒業してから何年か間を置いては幾度か付き合い、その都度同じ理由で別れた。恋人として付き合うのは良いが、長く一緒に暮らす相手じゃない。

 ま、そもそも小栗、桂木と来れば、次は東海か新堀だわ。これ日本の常識。

 「てことは、これは夢だわ。俺は夢の世界にいる」

 じゃあ、何を言ってもやっても大丈夫だ。

 「せっかく会ったんだから三人で情事にいそしむってのは?」

 「何分けのわからないことを言ってんのよ。それどころじゃないでしょ」

 「そうだよ。これから世界を再建しなくちゃならないのに」

 「再建だと?何があった」

 「世界が終わったでしょ。残っているのはこの国の一部と東欧、南米」

 「俺は脳にダメージが生じたのか、何も憶えてない。何があった?」

  これにかつての彼女が答える。

 「7月5日の予言のことを憶えてるでしょ。結局、5日には何も起きなかった」

 「そりゃ良かった。予言は警告であって、カレンダーじゃないからな。それ以上のものでもそれ以下でもない」

 「あれが来たのは九月だよ。地震津波小惑星の全部が来た。日本人は自分の国に起きると思っていたけれど、それは教えて貰っていただけ。小惑星が激突して日本だけで済むわけがない。フィリピン沖で大地震が起きて津波が発生するなら周辺国は全滅するよ。事前に日本には予告があっただけ」

 「じゃあ準備できたわけか」

 「少しはね。来たのは二ヶ月後だったし、北日本に多くが移動できた。でも災害し慣れていない国々は何も準備しなかったから全滅したのよ」

 「7月5日を過ぎたら、ほれ来ないじゃねえかとたかをくくった者もいたろうな」

 「もちろん。だから生き残りを捜索するために西に向かおうとしてるじゃないの」

 ここで俺の記憶が甦った。

 うねる大地、崩れ落ちる建物。その後が大きな壁のような波と暗黒の空だった。

 まさにこの世の地獄だった。

 

 ここで俺はもうひとつのことに気がついた。

 今はこの世だけでなく、あの世でも大激震が起きている。スウェーデンボルグの言うハルマゲドンが起きているのだ。

 「なら俺が今いる世界は、一体どっちなんだろうな」

 目の前には実際の年齢より三十は若い女二人がいる。

 ここで覚醒。