日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎夢の話R070630「イチモツ」その2

◎夢の話R070630「イチモツ」その2

 ヒロミが去り、俺は職場と家を往復するだけの生活を送るようになった。

 高校時代から俺には切れ目が殆どないくらい傍に女がいたから、どうにも寂しく手持ち無沙汰だ。と言っても、女にもてたわけではない。俺はイケメンじゃないし、スポーツが出来るわけでも、頭がよいわけでもなかった。強いて言えば、俺には姉も妹もいたから、女のあしらいには慣れていた。コツは過度の期待を抱かないことだが、生身の女を間近に見てれば、期待も夢も抱かない。女の側からすると、余計な力が要らず素の自分でいられることから居心地が良いらしい。

 彼氏だから普通にデートもすればセックスもするが、立ち位置がどこか女の側だし恋愛感情も希薄だから、半年一年も付き合えば、女の方が物足りなくなる。大体、その頃には別の男が現れて、そっちに乗り換える。大体は同じ成り行きだ。

 しかし、いつも身近なところに女がいる暮らしに慣れていたから、物足りなさが募る。

 ヒロミと別れてからひと月が過ぎた頃、少し休みが取れたので、俺は風俗に行くことにした。性的な欲求が高まったわけではなく、女の肌が恋しくなったのだ。

 そもそも今の俺のイチモツでは、相手をしてくれる女を探す方が難しい。

 俺はただ小一時間も隣に寝て、肌に触れていればそれで十分だった。

 

 性交渉を求めるわけではないから、俺は郊外のソープ店に行くことにした。

 駐車場に車を入れると、すぐ目の前に入り口があったが、中に入るとすぐに階段を下る。フロント自体は地下にあるのだった。フロントの奥に小部屋が十部屋くらいあり、それがサービス部屋だった。

 フロントにいたのは白髪交じりの頭の中年男性だったが、この日は混んでいたのか、「すぐに入れるのは一人だけ」と言われた。

 俺は「それでいいです」と案内されるまま、部屋に入った。

 部屋は六畳くらいの広さで縦長の作りだった。

 入り口で出迎えた女は、年格好が四十くらい。顔は給食のオバサンだが、体の方は引き締まっており、小ぶりなおっぱいとプリプリのお尻が目についた。

 「ごめんなさいね。こんなオバサンで」

 「いやとんでもないです」

 とりあえず上着を脱いで、衣紋掛けにかけた。

 ここで俺はズボンを脱ぐ前に、先に断っておくことにした。

 「俺は背中を流して貰ったらあっちのサービスはいいから、時間まで隣で横になって貰えないかな。 何だか人恋しくてさ」

 「え。どういうこと?」

  「突然、俺のイチモツがやたらでかくなっちゃって、セックスが難しくなったんですよ」

 「それって自慢話なの?」

 「いや、ほら」

 論より証拠で、俺はズボンを下ろし、現物を見せることにした。

 俺のイチモツを見ると、何百とイチモツには見慣れているはずのベテランソープ嬢でも感嘆の声を漏らした。

 「これは本当に大きいわ。初めて見た。確かにこれじゃあ普通の女性は無理かもしれないね。どうしてこんなことになったの?お医者さんには診て貰ったの?」

 「病院に行ったけど、特に病気じゃないらしい」

 「何ともないの?」

 「大きさ以外は何ともないです」

 ひとまず俺のリクエスト通りに、背中を流してもらい、ベッドに移った。

 そこでは、嬢に背中を向けて貰い、俺が後ろから抱きすくめる格好で横になった。

 暫くそのままでいたが、嬢の尻がイチモツに当たって心地よい。オバサンの割には、きめ細やかな肌に当てているうちに、俺のイチモツがむくむくと固くなった。

 嬢がすぐにそれに気付いた。

 「あら、元気になったじゃない。出来ないわけじゃなかったのね」

 ソープ嬢は後ろに手を回すと、俺のイチモツを優しく撫でた。

 「よおし。せっかく来てくれたんだから、頑張って見ましょうか」

 嬢は俺に向き直ると、俺のイチモツやその下のタマを念入りに撫で始めた。

 俺のイチモツがすっかり屹立すると、嬢は俺の上に跨がった。

 「じゃあ、やってみるね」

 嬢は自分の中に、イチモツを納めようとするが、やはりどうしても出来ない。

 頭を越えられれば中に入る筈だが、握り拳よりも大きいサイズだから、どうしても越えられなかった。

 「ごめん。あとちょっとなんだけどね。これじゃあ気が済まないだろうから、お手々でイカせてあげるからね」

 そのままマッサージに入り、勘所では舌でチロチロ舐められると、俺はあっさり果ててしまった。

 イチモツがこんな風に変身してから、初めての性的な交渉で気持ちも良かったが、それ以上にソープ嬢の親切さに俺は慰められた。

 行為が終わった後、身支度をしていると、ソープ嬢が俺に言った。

 「たぶん練習すれば出来そうだよ。また来てくれれば、次は満足させてあげられると思うよ。私の名前はサクラだから、それで指名してね」

 風俗の世界は生き残るのが色んな意味で大変だから、四十を越え、ルックスが秀でているわけでもない女が生きていくのは難しい。サクラさんが生き残っているのは、気配りが細やかだと言う武器があるからなのだった。 

 「あなたのあそこは、どこか後光が差しているから、きっとこれから運が上向くよ」

 「そう言って貰えると嬉しいな。俺はこんな風になって落ち込んでいたからね」

 俺は近日中にまたここに来ようと思った。

 

 その翌日、俺の下に病院のあの女医から連絡があった。

 「確かめたいことがありますので、都合の良い時にご来院下さい」

 「俺は何か難しい病気でしたか?」

 「急を要する訳ではありません。確かめたいことがあるんです」

 しかし医師から「来い」と言われれば、やはり気になる。俺はその日の夕方に病院を訪れた。

 最初の時には驚いていたから目につかなかったが、改めて対面すると、女医は三十台の半ばくらいで、かなりの美人だった。

 診察室に入るや否や、その女医が先に口を開いた。

 「前回の診察の後、ちょっと気になることがありまして」

 「俺は何かの病気でしたか」

 「もう一度見せて下さい」

 女医に言われるまま、俺はズボンを下ろした。

 女医は俺のイチモツをまた縦にしたり横にしたりした。

 「うーん。何か光ってますね。ブラックライトみたいな光が見えますね」

 ここで俺はサクラさんの言葉を思い出した。

 「後光が差してると言う人もいました」

 イケネ。誰に言われたんだよって話だな。

 だが女医は意に介さず、話を続ける。

 「どう受け取って貰えるかは分からないけれど、前回も私はこの光に気付いていました。そして手で触れたときに何とも言えぬ感覚を覚えたのです」

(その3に続く。タブレットではこれが限界。)

 注記)眼疾のため文字がよく見えません。誤変換が多々あると思います。ご了承下さい。