◎病棟日誌R070717「娘は二人」
◎病棟日誌R070717「娘は二人」
新しく入ったのは患者だけでなく、看護師・技師も数人入った。
その一人じゃ男性で三十の上下。
ちょうど「自分は仕事が出来るんじゃないか」と錯覚する年頃だ。
仕草の端々が引っ掛かる。
如才なく振舞うが、重大な事故を起こすのは常に「早わかり」のタイプ。
内心で「コイツにはあまり当たって欲しくない」と思った。
もし穿刺に来たら、断ろうと思う。
終わりの止血の時に来たが、「まあ、止血なら」とやらせたら、やはり段取りが悪くて、出血させるわベッドは汚すわ。
そのこと自体は問題ないが、それを「知らん顔をする」。
やっぱりね。
その時に、いろんな場面が見えたが、はっきりしたのは「娘二人」だ。今既にいるのか、これから生まれるのかはわからないが、いずれにせよ娘を作る。
で、その娘たちが泣いている様子が見えるし、声を聞こえる。
「はああ。女でしくじるのだな」
離婚するから、娘たちとは離れ離れになる。
ストレートにではなく遠回しに確かめてみることにする。
もしかすると余生もあと二か月かもしれんので、確かめられることは確かめようと思う。他人の眼を気にしてはいられない。
もちろん、無用な軋轢は避けたいので、婉曲にが原則だ。