◎夢の話R070720「小さな手」
◎夢の話R070720「小さな手」
七月二十日の午後二時の昼寝の時に観た夢です。
居間に竹茣蓙を敷き、そこで寝起きしている。足腰が悪く、二階への上り下りがやたら苦痛なので、竹茣蓙を敷きっぱなしにしてそこで寝起きしているのだ。
この状態では、来客があってもとても中には招き入れられない。ま、病人がいるうちはこんなものだ。
この日も朝からこの茣蓙の上で寝たり起きたりしていた。
昼過ぎになり、再び寝入ったが、周囲が騒がしいので半覚醒状態のままだった。
体は動かぬが、ぼんやりとものを考えている。
すると、不意に右掌に何かが滑り込んで来た。
小さい子どもの柔らかい手だ。
子どもの手はそのまま私の掌の中でじっとしている。
「俺の手の中にいるが、掴んで貰っているわけだな」
いつものお稚児さまだ。
また助けてくれるのか。
「なら巫女さまも近くにいる筈だ」
おそらく私の前に立ち、私のことを見下ろしているのだろう。
半年くらい音沙汰なかったが、すかり戻って来たと見える。
安心したら、眠気が襲って来て、徐々に深い眠りの淀みに落ちてゆく。
「なるほど。二月頃に悪霊たちを悪徳政治家の許に送り込んでやるという祈願を立てたから、巫女さまお稚児さまは俺から離れていたのだ」
それももうじき終わるから、また再び戻って来たのではないか。
ま、天に唾する者に罰を当てるより、浮かばれぬ魂を救い上げる方が私には向いている。
お稚児さまがじっと手を握っていたのは、「こっちに戻って来て」という誘いだったのかもしれん。
今生の生命は有限だから、やはり秋にはこの世を去るかもしれんが、そこで終わりになるわけではない。
なら迷える者を救済する側に立ち、道案内をすべきだろう。
今回は勉強になった。
呪詛にかけたつもりはないが、「人を呪わば穴二つ」で、祈願した時点で自分にも跳ね返る。手足が腐り、腰が立たなくなった。
もう一つ加えれば、あの世の罰は「選挙で負ける」とかいった程度の生易しいものではないので念のため。
「幾人かはじきにこの世を去る」と「黒い女」が言っている。
祈願自体によるものではなく、破綻する者は自ら破滅を招くということ。