日刊早坂ノボル新聞

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◎霊界通信R070822「巫女さまの話」;八年目にして初めて理解する

霊界通信R070822「巫女さまの話」;八年目にして初めて理解する
 八年前に心臓の外科治療を受け、暫くの間入院していたのだが、経過があまり良くなく、心電図を付けたままだった。これは心房細動が時々起きるためだが、これが起きる度に、ナースステーションから看護師が走って来た。
 その状態で一週間ほど入院していたが、ある日突然、「お迎え」が来た。
 夕食後に、私はベッドに半身を起こして座っていた。位置は八人部屋の入り口から二番目だった。
 母は十年以上入院した経験があるが、いつも「入院する時には必ず個室ではなく大部屋にしなさい」と言っていた。
 特に説明はなかったが、実際に経験してみて、それが確かであると理解した。

 さて、ベッドに座っているところに戻ると、七時過ぎに急に入り口の扉が開き、二人組の男が入って来た。
 一人は茶色のジャケットを着てハンチング帽を被った中年の男だ。もう一人はスタジアムジャンパーみたいなものを身に着けていた。
 二人は真っすぐ私のベッドに近づいて、そこで足を止めた。
 私は二人を正面から見たが、ひと目でそれが「この世の者ではない」と分かった。青黒い顔つきで、何とも言えぬ凄まじさがある。
 昔の説話文学に、あの世の者に出会う話が幾つかあるが、まさにそれに書かれていた通りで、何とも言えぬ凄味がある。
 何も言葉を発しなかったが、直ちに「自分を連れに来たのだ」と悟った。
 そこで、私は「傍に来るな」と叫んだ。

 だが、男たちは身を乗り出して、手を伸ばし私を掴もうとした。
 そこでもう一度、「こっちに来るな」。
 だが、ほんの数十センチのところまで手が近づくと、男たちはそこで手を止めた。止めた、と言うより、それ以上近くには近寄れなかった。
 まるで、アクリル板の壁でもあるかのよう。
 男たちはその「眼に見えぬ壁」をしばらくの間触っていたが、どうにも超えられぬとみると、「チッ」と舌打ちをして、また入り口のドアを開けて出て行った。
 その間、私はずっと戦慄していた。
 何故なら、ベッドの前の方には透明な壁があるが、横にはそれがなく、男たちが脇に回れば手が届いたからだ。

 ここまではこれまで幾度か記して来たことだ。
 だが、最近になり、もう一つ推測が付いたことがある。
 おそらく、あの「透明な壁」は、巫女さまだったのではなかろうか。
 平成三十年頃は、最も周囲が騒がしかった時期だが、とりわけ、巫女さまは繰り返し姿を現していた。
 巫女さまがかたちを示すのは、私が重大な危機に直面している時で、普段は滅多に現れない。
 あの二人組は、疑いなくあの世の使者だったが、私が「まだ死ぬべき時ではない」ので、巫女さまが防御してくれたのではないかと思う。
 たぶん、「透明な壁」ではなく、巫女さまが両手で押し返していたのだと思う。

 ちなみに、母が「個室は避けろ」と言ったのは、個室ではお迎えから逃れる術がないためだろうと思う。
 個室のドアは一か所で、そこから来られれば、逃れる場所が無い。
 また、「心臓が止まる前後には、患者はどうせ個室に入る」と母が話すのを聞いたことがあるような気がする。
 あと「針を隠すのは針山の中」で、周囲に瀕死の患者が複数いれば、そっちを先に連れて行く可能性もある。