◎霊界通信 格闘記録R070908「胸の煙玉消える」
◎霊界通信 格闘記録R070908「胸の煙玉消える」
事前告知の日まで既に十日を切ったので、いよいよケツに火が点いて来た。
居間のドアが勝手に開閉したり、不通電話のプルプルも活発になって来た。消費者金融の督促と同じで、「早く答えろ」ということだ。
交渉してみるのが一番早いから、「穴」の近くで対話を試みることにした。
現在の最寄りの「穴」は八幡神社だから、とりあえずそこに行った。ま、今の足腰の状態では、片道15分以内でなければ、移動は無理だ。
最大のポイントは石碑の裏側なので、そこの前に立ってみた。
この日は眼の調子が良かったのか、クリスタル球が見えた。
「クリスタル球」は透明な煙玉で、景色に溶け込んでいるが、実は光を少し歪めている玉のことだ。
(煙玉には「白い煙玉」「黒い煙玉」の他に「透明な煙玉」があるのだが、この言い回しではなんだかよく分からないので、「クリスタル球」を使うことにした。)
映画『プレデター』の透明な宇宙人と同じ仕掛けで、ひとの可視範囲の境界線にあり、目視はし難い。
そこで「足の指はくれてやるから、今回はそれで帰ってくれ」と祈願した。
すると即座に「最初に第二指、その後で親指。状況により第三指中指だ」という返事が響く。
「え。三つめは聞いてねえよ」
だが、すぐに八か月くらい前の「永田町に行って痛い目に遭わせろ」の代償だと気が付いた。なら、まだ始まったばかりで、これからはるかに酷い天罰が降り注ぐ。
ま、そんなのはどうでもよい。ただの妄想のうちだ。
続いてセルフチェックをして、すぐに画像を開いたが、珍しく煙が出ていなかった。この場では珍しい。
当方の周囲に必ず出る「黒い影」も出ていない。
「でっかい女」もいない。
こんなのは過去に経験がないから、逆に薄気味悪い。
だが、胸に出ていた「病の煙玉」も消えている。
こりゃまた本気か。
これまで、コイツが体に出た時には、数週間内に酷い病状を示した。例外は一度もない。その都度外科治療を受けたほどだ。
いままでとは違う事態が起きている。
全然喜べぬし、気が抜けんな。
帰ろうとしたが、三枚目の不自然な点に気が付いた。
ガラス戸が前後二枚あり、角度によっては当方自身が二重に映って見える。
そのずれの範囲を越えて、背景の草叢が映っていた。
要するに、当方の身体を透過して背景が見えている。
「光学的な理由があるんだろ」とスルーしようとしたが、拡大してみると、左の腰付近に男女の姿が見える。
なるほど、当方の腰、股関節に悪さをしていたのはこいつらだったか。
となると、長い間、「胸に手を差し入れて来た」奴とは別の奴らだということだ。
「廃病院の女」の仲間なんだろうと思う。
なら、まずは優しく諭し、お引き取りを願うが、聞き入れられぬようなら殲滅する方向で対策を組み立てる。
今回は果たして朗報なのかどうか。
今月末に生きているようなら、暫くの間、今生は続く。
その場合は年内にも足の指を数本失うから、微妙な気分だ。
その後は、常時杖を突いて歩くことになる。
まずは、うっかり死んで、悪霊デビューしないことが大切だ。
誰彼構わず祟りを振り撒く者にはさすがになりたくない。