日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

夢の話 第121夜 玉山大和の退魔戦記

夢の中にいる自分として眼が開くと、私は文机に向かって、書をしたためていました。
帳面には、「大和 退魔戦記」と書いてあります。
私の名は、玉山大和と言い、16世紀後半の岩手郡地侍です。そろそろ隠居しようと思い、回顧録を書くところなのですが、改めて振り返ってみると、蛇やら鰐(鮫のこと)を退治したり、鬼と戦った体験が山ほどありました。

最初は、三戸蓑ヶ坂に巣くっていた大蛇で、これを退治するのには、たいそう苦労しました。
家来を五人連れ、大蛇の棲む大木に近付くと、8端紊らいの蛇がその木に巻きついていました。
周囲から矢を射かけようとすると、木の根元に白装束の女の子が立っています。
あまりに悲しげな表情なので、手が止まりました。
その女の子の視線が私ではなく私の後ろに向けられているので、はっと気付き振り向くと、そこには狒々の化け物がいました。
すぐさま矢を射たところ、首尾よく狒々の眼に当たり、この狒々の化け物は逃げました。
通りすがる人を捕まえて食っていたのは、大蛇ではなく狒々の方だったのです。大蛇は狒々の悪行を阻止しようと、なるべく人を遠ざけようとしていたのでした。
手負いの狒々を追いかけて捕まえた後、私はその木のそばに大蛇を祀る祠を建てました。

次は三戸南部家の重臣・北信愛と共に、加賀の前田家を訪れた帰りのことです。
加賀滞在中には漁師を襲う鰐を殺しているのですが、その帰路にも鬼に遭遇しました。
鰐退治のため北一行より遅れたため、先を急ごうと山中の近道を選んだのです。
通りかかった谷間の集落では、多くの村人が得体の知れない化け物に殺されていました。
食った相手に姿を変えられる鬼の正体は、足の裏に触手のような眼を持つ化け物でした。

ここの詳述はやめときます。
面白い展開なので、物語として使えそうです。

その次は、鬼女の棲む島の話。
難破し流れ着いた島は、女しかいない島で、たいそうな歓待を受けるのですが、仲間が食われて行きます。
子を孕むまでは丁寧な扱いですが、女たちが妊娠した後は、流れ着いた男たちが餌になります。
やっとのことで逃げ出しますが、女の化け物はどこまでも追いかけてきます。
そこで・・・。

この夢の途中で覚醒です。これも面白いなあ。
たしか宇治拾遺物語あたりに元の話がありましたね。

どういう夢なのかはわかりませんが、純粋な夢の類のように感じます。
このところ、おどろおどろしい夢が多かったので、スッキリと眼が醒めました。
ポイントだけメモし、後で話としてまとめようと思います。