日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

夢の話 第139夜 墓場に向かう道

気が付くと、自分は女性で、郷里の実家の近くに立っていました。
手足を見ると体つきはいいとこ27、28歳で、ほっそりした体躯です。現実の姿とは似ても似つかないのですが、自分以外の実家の構えなどは現実に存在するものと同じです。
時計を見ると、夜の9時頃です。

急に「裏の山を越えて○○に行かねば」と思い立ち、道を歩き始めます。
実家の後ろには山があり、その山の向こう側には、この地域の共同墓地があるのです。
山まではおよそ400辰らいの距離です。
山道の入り口で若い男性に会い、「こんな遅くにどこ行くの?」と聞かれました。
私はなぜか「家に帰るんです」と答えました。
若者と別れ、道を進むと、そこは街燈がひとつも無い真っ暗な道です。裏山は墓地なのでそこにも灯りはまったく見えません。
「道が暗くて、このままでは危ないな。転んでしまう」と考え、一旦戻ることにします。
坂道の下には鳥居があり、その下には稲荷様の人形が2つ3つ落ちていました。

実家の中に戻ると、知らない子どもが2人で遊んでいました。
子どもたちは家中をバタバタ駆け回るのでかなり騒がしくなってます。
私が2階に上ると、その子どもたちも一緒についてきて、やはり同じように騒いでいるので、「仕事があるから、下の居間のほうに行ってね」と言いつけます。
子どもたちは「わかったよ。じゃあボクたちはそろそろ帰る」と、2人とも家の外に出て行きます。
窓から様子を覗くと、そこらじゅうの家から子どもが集まって、一斉にバスに乗ろうとしています。
なんとなく「ああ、皆裏山の墓地に帰るんだな」と考えます。

「オレも行かなくちゃならないのだけど、まだ行きたくないなあ。真っ暗だしね」
遠く裏山の方を望むと、そこはやはり真っ暗です。

ここで覚醒。
一体、これが何を象徴しているのかはまったくわかりません。