日刊早坂ノボル新聞

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(尖閣)その3 映像を秘匿する理由

尖閣ビデオの流出に関連し、当事者や大臣等の責任論に、話がすり替えられようとしています。
 
しかし、原点に戻ると、そもそも「あの映像を秘匿する必要があったかどうか」ということに行き着きます。
事件として処理しないことになった時点で、あれは単なる事故現場の映像です。
なぜ事実を隠さねばならないのか。
 
起こった事実を隠すこと自体が、国民に対し背中を向ける行為になるのでは。
もし日本に、国家反逆罪という罪があるのなら、仙石氏の他、これを隠そうとした人たちが、該当するのではないでしょうか。
 
流出させた海保職員が公務員としてふさわしい行為かどうか、といった次元の話ではなく、今認識すべきは、「中国が日本を侵略しようとしている」ということですよ。
危機管理とは、日本が侵略されないことが最重点。
よって、政府も国民も、まずは「日本の国民と領土を守る」ことを一義とすべきです。
 
仙石氏の採った処理手順そのものが、根本から間違っているのです。
枝葉末節の議論でごまかそうとするな。
 
しかし、この一連の事件で、結果として良かったこともあります。
中国が信頼するに足りない発展途上国で、北朝鮮と同じレベルだということがわかったからです。