日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

夢の話 第166夜 福岡高校の前で

大リーグのダルビッシュ先発試合を見ていたら、いつのまにか寝入ってしまいした。
眠りに落ちると、すぐに夢の中に入ります。
 
私は誰かと約束をしており、その約束の場所に向かおうとしています。
 車で出発したのですが、その車が故障してしまいました。
駅からは離れた場所でしたが、すぐ目の前に自転車屋があります。
じゃあ、しょうがないので、ここで自転車を買って、それで行こう。
 
長い間、自転車をこぎ、ある学校の前を通りかかりました。
この学校には見覚えがあります。
ここに着いたのなら、目的地はすぐ近くです。
 
学校の校門の前を通り過ぎようとすると、先生が1人立っていました。
下校する生徒に声を掛けていたのですね。
「あ、〇〇先生」
〇〇先生は、〇十年前、私が高校生だった時の部活の担当教諭です。
 
物理部だったけれど、私は文系。
授業で講義を聞いたことはほとんどありませんでした。
この先生は、同窓会でも私のことを忘れていたんだっけな(当たり前です)。
下手な挨拶をすると長くなりそうだし、説明が面倒です。
軽く会釈をして、前を通り過ぎようとしますが、先生の後ろに校門が見えていました。
その校門には看板がかかっており、「福岡高校」と書いてありました。
 
十メートル歩いたところで、今の事態に気が付きました。
う。ここは二戸だ。
ってことは、私が今目指している場所は、宮野(福岡)城か。
 
こりゃ、「そろそろ北斗英雄伝の続きを書いてくれ」という意味ですね。
健康を損ねたこともあり、九戸政実が三迫で斬首されるまでの話が保留となっています。
「書け」と言っているのは、もちろん、私自身の潜在意識でしょう。
九戸政実に言われているんじゃ、さすがに怖すぎます。
 
などと考えているうちに、覚醒。
岩手県福岡高校は、私の出身校ではありませんが、馴染みのある高校です。
(現実の私の出身校は、福岡高校と同じような、盛岡の旧制中学系の某校です。)
 
福岡高校は、野球部が高校野球に出場するときに、応援団が二戸福岡から盛岡まで徒歩で歩きます。
玉山村(現盛岡市)でスーパーを営んでいた父は、福岡高校バンカラ応援団が国道を歩いていると、これを呼び止め、必ず缶ジュースをふるまっていました。
それもあってか、応援団の方も父の店の前を通るときは、必ず挨拶をしていくようになったのです。
この付き合いは20年は続いたのではないでしょうか。
 
しかし、数年前、帰省した際にこのことを話題にしたら、「最近は通らなくなった」とのこと。
野球部が弱くなったのか、応援団がヤワくなり、電車やバスで移動しているのか。
(確かに、70キロ近く歩くのは、今どきの子にはキツイか。親も止めることでしょう。)
でも、今の時代、「自分の足で歩こう」という頑なさは貴重ですね。
 
父とは別のかたちで、私も二戸福岡とは一生付き合っていくことになります。
今を生きる福岡高校の生徒に贈る言葉は、「しっかりやれ、このボケナス。でもずっと応援するぞ」です。
(ちなみに、「ボケナス」は口癖で、40歳未満にはいつもこう言います。もちろん、口も性格もキツいほう。)
 
ところで、夢の中で、約束の場所に来るはずだったのは、私の他にあと2人いるはずです。
実在の人だったと思いますが、それが一体誰だったか思い出せません。