日刊早坂ノボル新聞

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(北斗英雄伝) 第4巻を発注しました

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眼疾により遅れていた第4巻ですが、本日、発注しました。
これより1か月程度内で、電子書籍、紙書籍とも、提供可能となります。

今のところ、右眼のPC画面視力はほとんどゼロに近い状態で、誤変換や文字の乱れがあっても気づかないことがあります。
このため、3校まで時間を掛けてやってきましたが、現状ではこの辺で限界だろうと思います。
ソコソコ売れる作家であれば、編集・校正はスタッフで取り組むわけですが、ま、「イナカ」をベースに活動する者には望むべくもありません。

それでも、たとえば自主製作映画を作り続ける人は多数いますが、「自主制作だからこんなもんでいいか」とは到底思ってはいないはずで、間違いなく「映画の世界を革新しよう」と考えています。
それと同じで、書き手のほうでは、地方史を書き換えるつもりの勢いで書いています。
この作品の場合、小説としての完成度はどうでもよく、「歴史を敗者の側から眺めるとどう見えるか」を確かめようとしたものです。

「歴史は常に勝者のもの」と言われますが、豊臣秀吉が典型的な例です。
現代人が知る秀吉の人物像は、江戸の中後期に「太閤記」として書かれたもので、基本的に創作です。
ホトトギスの歌は、完全なる作り話ですが、仮に織田信長が「なかしてみせう」なら、秀吉は「鳴かぬなら、親兄弟から孫子の代まで、殺しつくしたる」が真実の姿だろうと思います。

太閤記」は、初期の草履を温める話から、全部が作り話です。
とまあ、調べると、面白いことは多々あります。
盛岡南部藩津軽弘前藩が作成したものなどはデタラメに近い状態で、実際に足で歩いて確かめると、「机の上で辻褄を合わせた」記述をふんだんに見つけることが出来ます。