日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

夢の話 第199夜 鰐を鉄棒で突き刺す

今朝方、MLB中継を見ながら寝入った時に見た夢です。

家の中に1人でいます。
家はかなり古くなってきており、あちこち壁が破れています。
その破れた個所から外の様子を見ることができます。
家は見晴らしの良い高台にあるらしく、周囲には緑が一杯です。
海の近くでもあるらしく、涼しい潮風が吹きこんできます。

(ああ。南の島を買って、そこに移り住んだんだっけな。)
「老後は南の島に住み、ぼんやりと海を眺めて暮らそう」というのが、妻との約束でした。
昔、早々と買ったことがありますが、まったく行かずに放置したので荒れてしまいました。
5年も経たぬうちに、結局は手放したので、今まで長らく「次こそ」と考えていました。
どうやらきちんと実現したようです。

家は高台にあり、遠くまで見通すことができます。
テラスに出て、椅子に腰かけていると、下のほうから、何やらもぞもぞと這い上がってくるものがあります。
「何だろう」
目を細めて見ると、四足の動物でした。
(あれは何?コモドドラゴンか、あるいは鰐?)

海辺に鰐はいないはずですが、現実に上がってくる姿はやはり鰐でした。
7、8匹の鰐が、ゆっくりと我が家の方に向かってくるのです。
こりゃいかんぞ。
子どもたちは、学校に出ているはずで、家には私1人。
危険が家族に及ばないことにホッとしますが、しかし、私1人でこの場をしのがなくてはなりません。

鰐たちは、あっという間に家に着きました。
家は穴だらけなので、そこから中に入ってこようとしています。
私は長い火箸のような鉄棒を持ち、1匹の鰐の頭を突き刺しました。
確か鰐の弱点は眼なので、左右に回り込んでは、目を突くのです。
右眼にぐさっと鉄棒が刺さると、鰐は大急ぎで後ろに下がります。

がたっと音がして、今度は2匹が入り込んできました。
私は再び鉄棒を構え、鰐に立ち向かおうとします。

ここから、意識が分離し始め、横になっている自分の中に戻ろうとし始めました。
(あ、夢を見ているんだ。)
いつもの通り、夢の中にいることを自覚します。
ところが、頭は半覚醒状態にあるのにもかかわらず、体がまったく動きません。
いわゆる「金縛り」の状態です。

同時に、元の夢の中の私は、鉄棒を構え、鰐に立ち向かいます。
「このやろう。いつでもかかってこい」
鰐の目玉をめがけて、鉄棒を繰り出します。

ここで、急に覚醒。
半覚醒状態から、体が動き出すまでに、少し時間がかかり、不快な思いをしました。

夢判断の本やネットで「鰐の夢」を調べると、判で押したように、「危機を暗示する夢」だとか「孤立する夢」と書いてあります。
ところが、基本的にそういう判断は間違いです。
正確には、自己の心理状態を表す夢で、何らかの「危機的状況を自分が作り出しているとみなしている」内容だろうと思います。
よって、状況は人によって違ってきます。

私の場合、「家」は概ねその時々の「体(または体調)」を示しています。
このため、鰐が家に迫ってくる夢は、「これから体調が悪くなるのではないか」という不安(自意識)を表しています。
「孤立」を含め、鰐が社会性と無縁なのは、これまでの人生で、ほとんど組織に属したことが無く、常に「まったくの個人」として暮らしてきたので、「孤独なんかへいちゃら」だからです。

もちろん、組織人にとっては、孤立が恐ろしいおのの象徴だという場合もあるだろうと思います。
何に迫られているかは、その人の心の状態によります。