今朝方、MLB中継を見ながら寝入った時に見た夢です。
家の中に1人でいます。
家はかなり古くなってきており、あちこち壁が破れています。
その破れた個所から外の様子を見ることができます。
家は見晴らしの良い高台にあるらしく、周囲には緑が一杯です。
海の近くでもあるらしく、涼しい潮風が吹きこんできます。
(ああ。南の島を買って、そこに移り住んだんだっけな。)
「老後は南の島に住み、ぼんやりと海を眺めて暮らそう」というのが、妻との約束でした。
昔、早々と買ったことがありますが、まったく行かずに放置したので荒れてしまいました。
5年も経たぬうちに、結局は手放したので、今まで長らく「次こそ」と考えていました。
どうやらきちんと実現したようです。
家は高台にあり、遠くまで見通すことができます。
テラスに出て、椅子に腰かけていると、下のほうから、何やらもぞもぞと這い上がってくるものがあります。
「何だろう」
目を細めて見ると、四足の動物でした。
(あれは何?コモドドラゴンか、あるいは鰐?)
海辺に鰐はいないはずですが、現実に上がってくる姿はやはり鰐でした。
7、8匹の鰐が、ゆっくりと我が家の方に向かってくるのです。
こりゃいかんぞ。
子どもたちは、学校に出ているはずで、家には私1人。
危険が家族に及ばないことにホッとしますが、しかし、私1人でこの場をしのがなくてはなりません。
鰐たちは、あっという間に家に着きました。
家は穴だらけなので、そこから中に入ってこようとしています。
私は長い火箸のような鉄棒を持ち、1匹の鰐の頭を突き刺しました。
確か鰐の弱点は眼なので、左右に回り込んでは、目を突くのです。
右眼にぐさっと鉄棒が刺さると、鰐は大急ぎで後ろに下がります。
がたっと音がして、今度は2匹が入り込んできました。
私は再び鉄棒を構え、鰐に立ち向かおうとします。
ここから、意識が分離し始め、横になっている自分の中に戻ろうとし始めました。
(あ、夢を見ているんだ。)
いつもの通り、夢の中にいることを自覚します。
ところが、頭は半覚醒状態にあるのにもかかわらず、体がまったく動きません。
いわゆる「金縛り」の状態です。
同時に、元の夢の中の私は、鉄棒を構え、鰐に立ち向かいます。
「このやろう。いつでもかかってこい」
鰐の目玉をめがけて、鉄棒を繰り出します。
ここで、急に覚醒。
半覚醒状態から、体が動き出すまでに、少し時間がかかり、不快な思いをしました。
夢判断の本やネットで「鰐の夢」を調べると、判で押したように、「危機を暗示する夢」だとか「孤立する夢」と書いてあります。
ところが、基本的にそういう判断は間違いです。
正確には、自己の心理状態を表す夢で、何らかの「危機的状況を自分が作り出しているとみなしている」内容だろうと思います。
よって、状況は人によって違ってきます。
私の場合、「家」は概ねその時々の「体(または体調)」を示しています。
このため、鰐が家に迫ってくる夢は、「これから体調が悪くなるのではないか」という不安(自意識)を表しています。
「孤立」を含め、鰐が社会性と無縁なのは、これまでの人生で、ほとんど組織に属したことが無く、常に「まったくの個人」として暮らしてきたので、「孤独なんかへいちゃら」だからです。
もちろん、組織人にとっては、孤立が恐ろしいおのの象徴だという場合もあるだろうと思います。
何に迫られているかは、その人の心の状態によります。