日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

夢の話 第245夜 がれきの中から

体調がイマイチで、朝方まで起きていたのですが、大リーグ中継が始まると、少し寝られました。
これはその時に見ていた断片的な夢です。

がれきを片付けている。
何か大きな災害があったのだ。

ネコ車にがれきを載せ、集積所に運ぶという作業を、1日中繰り返している。
がれきは一向に減る様子が無い。

急にがれきの山が崩れ、慌てて逃げる。
「いやはや、危なかったなあ」
戻ってきて、様子を見る。

すると、がれきの山が少し動いている。
(わ。また崩れるのか。)
少し後ずさりする。
しかし、トタン板が動くと、その陰から現れたのは、黄色い生き物だ。
体長は50センチくらい。
ネコのような、キツネのような小動物。

生き物はよろよろとこっちに向かって来る。
「よく生き残れたものだ」
近寄ってきた生き物を抱き上げる。

あれ。これって。
アニメのピカチュウそっくりだ。
「今どき?」という気もするが、愛らしい表情をしている。

何となく、その生き物の眼を覗き込む。
すると、眼の光が尋常ではないくらい光っている。
しかも獰猛な光り方だ。
「コイツ。腹が減っているんだな」

生き物の爪が腕に食い込む。
(イテテ。)
「シャア」と息を荒げ、牙を剥き出す。
「コイツ。肉食じゃねえか」
ちょっと見では、ピカチュウそっくりだが、変種の猫か狐だろ。

「ウガッ」と叫び声をあげ、生き物が噛みつこうとする。
思わず、そいつを地面に放り投げるが、なおも向かって来ようとする。

私の腕には傷が生じており、血が流れている。
生き物は、さらに私の首筋を狙って噛みつこうとする。
「コノヤロ」
ネコ車に掛けてあった作業着の上着を取り、その生き物の上に被せる。
そのまま、地面に押さえつける。

「グワア」と生き物が叫ぶ。
その頭の辺りを、2度3度と殴りつける。
生き物の首筋に膝を乗せ、上から思い切り体重を掛ける。
「死ね。コノヤロー」
3分、5分と時間が立つうちに、次第に抵抗が少なくなってくる。
「完全に死ぬまで押さえつけていよう」と思う。

ここで覚醒。

目覚めた時は尋常でないほどの怒りでした。

昔、これと似たような実体験があります。
小さな本屋に入ったら、その店で買っている猫が本の上に座っている。
ちょうど私が買おうとしている本の上です。
猫にどいてもらおうと、手で軽く押しのけると、突然、飛びついてきました。
「シャア」
私を敵と見なし、襲ってきたのです。
腕に爪を立て、首筋に噛みつこうとします。
「コイツ。床に叩きつけてやろうか」
しかし、店の中で殺しでもしたら、ここの家の人が大騒ぎするだろ。
服から爪を剥がし、奥の方に猫を放り投げて外に出ました。

猫は雑食ですが、元は肉食でしょう。
愛らしいのは見かけだけです。
猫を好きな人は多いでしょうが、その気持ちがまったくわかりません。