体調がイマイチで、朝方まで起きていたのですが、大リーグ中継が始まると、少し寝られました。
これはその時に見ていた断片的な夢です。
がれきを片付けている。
何か大きな災害があったのだ。
ネコ車にがれきを載せ、集積所に運ぶという作業を、1日中繰り返している。
がれきは一向に減る様子が無い。
急にがれきの山が崩れ、慌てて逃げる。
「いやはや、危なかったなあ」
戻ってきて、様子を見る。
すると、がれきの山が少し動いている。
(わ。また崩れるのか。)
少し後ずさりする。
しかし、トタン板が動くと、その陰から現れたのは、黄色い生き物だ。
体長は50センチくらい。
ネコのような、キツネのような小動物。
生き物はよろよろとこっちに向かって来る。
「よく生き残れたものだ」
近寄ってきた生き物を抱き上げる。
あれ。これって。
アニメのピカチュウそっくりだ。
「今どき?」という気もするが、愛らしい表情をしている。
何となく、その生き物の眼を覗き込む。
すると、眼の光が尋常ではないくらい光っている。
しかも獰猛な光り方だ。
「コイツ。腹が減っているんだな」
生き物の爪が腕に食い込む。
(イテテ。)
「シャア」と息を荒げ、牙を剥き出す。
「コイツ。肉食じゃねえか」
ちょっと見では、ピカチュウそっくりだが、変種の猫か狐だろ。
「ウガッ」と叫び声をあげ、生き物が噛みつこうとする。
思わず、そいつを地面に放り投げるが、なおも向かって来ようとする。
私の腕には傷が生じており、血が流れている。
生き物は、さらに私の首筋を狙って噛みつこうとする。
「コノヤロ」
ネコ車に掛けてあった作業着の上着を取り、その生き物の上に被せる。
そのまま、地面に押さえつける。
「グワア」と生き物が叫ぶ。
その頭の辺りを、2度3度と殴りつける。
生き物の首筋に膝を乗せ、上から思い切り体重を掛ける。
「死ね。コノヤロー」
3分、5分と時間が立つうちに、次第に抵抗が少なくなってくる。
「完全に死ぬまで押さえつけていよう」と思う。
ここで覚醒。
目覚めた時は尋常でないほどの怒りでした。
昔、これと似たような実体験があります。
小さな本屋に入ったら、その店で買っている猫が本の上に座っている。
ちょうど私が買おうとしている本の上です。
猫にどいてもらおうと、手で軽く押しのけると、突然、飛びついてきました。
「シャア」
私を敵と見なし、襲ってきたのです。
腕に爪を立て、首筋に噛みつこうとします。
「コイツ。床に叩きつけてやろうか」
しかし、店の中で殺しでもしたら、ここの家の人が大騒ぎするだろ。
服から爪を剥がし、奥の方に猫を放り投げて外に出ました。
猫は雑食ですが、元は肉食でしょう。
愛らしいのは見かけだけです。
猫を好きな人は多いでしょうが、その気持ちがまったくわかりません。