日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

難しい選択あれこれ

人質事件を「斜め見」してみました。

(1)もし政府が譲歩したら、今後は世界中の強盗団が「一般の日本人」を当たり前のように狙うようになる。
これは大方の予想の通り。
ただし、それには日本人の犯罪者集団も含まれる(自作自演で政府宛てに請求できる)。
全世界の「不良」が、政府の対応がどうなるかを注視していることでしょう。

(2)阿倍総理の回りはイエスマンばかり
昨年、中韓が「反日材料(餌)」を欲しがっている時に、まさにそのタイミングで、靖国参拝にのこのこ出かけたところを見ると、総理の周りにはイエスマンばかり。
「慎重に行動しろ」と嗜められる者がおらず、反対意見を言う者は遠ざけられる。
今回も、中東訪問での総理の振る舞いが、「どこか軽かった」印象がある。
(いつも「どこか軽い」ところがある。)

(3)国が財政危機を理由に社会保障を制限しようとしているのに、諸外国には簡単に資金が振る舞われる。
借金まみれの「良い家のぼんぼん」が、現状を認識できずに浪費する姿に似ている。
「昔は名家」でも、今は一般人。このまま続ければ、いずれ程なく破産するのは間違いなし。

(4)軍事力の裏付けのない「平和主義」などあり得ないことが実証されている。
「積極的平和主義」は、すなわち、日本が正式な国軍を回復すること。
英米は自分の負担が減るので、これには大歓迎。
こういうケースに対応するため、「軍隊と特殊部隊が必要だ」と言う世論が形成されれば、阿倍総理は、願ったりかなったりなのかも。
中韓は抵抗するが、自国民が人質になる事態が来れば対応は変わる。
イスラム国は日本に対して成果が出れば、いずれ無関係の国の人々に対しても同様の企てを試みる。

(5)戦後国際秩序の崩壊
国際連合は、「第二次世界大戦戦勝国」による国際秩序を遂行する機能を果たす組織だった。
今回、日本が完全に英米サイドに完全に組み込まれることにより、この枠組みが崩壊する。
(もっとも、敗戦国の一部だった韓国の事務総長が誕生した段階で既に壊れているが。韓国は戦勝国ではなく、日本の一部だったのは言うまでもない。)

実は歴史の大転換期なのかもしれません。

お母さんの記者会見を観ましたが、ひたすら子を思う母親の姿は痛々しかったです。
人質が無事に帰って来られることを願います。