日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

夢の話 第362夜 お別れ

1日(日曜)の朝に観た夢です。

ソファに座っている。
「ここはどこだろ?」
俺はスーツを着て、深く腰掛けていた。
少し寝入っていたのかも。

高級なマンションなのか、あるいはどこか店の中なのか。
人影が見えず、判断がつかない。
調度類はかなり質の高い良い物を置いている。

横の方から女が現れる。
「お久しぶり」
えっ?誰だよ。

顔を上げて女を見る。
あ。この人は・・・。
昔、俺が付き合っていた女性だった。
昔と同じ姿をしている。
二十台の後半くらいの年恰好だ。

そりゃそうだな。あれからの情報を俺は持っていない。
脳がイメージできるのは、昔の姿だけだろう。

「でも、俺がオヤジジイで、しかも持病有りのヨレヨレの状態なのに、このひとがこれだけピチピチじゃあな。どんな展開があるんだよ」
いつも通り、今が夢の中だと言う意識がある。

「ねえ。私のこと、忘れてた?」
女はそう言うと、俺に近づき、俺の膝の上にお尻を載せた。
ピンと張った、コリコリのお尻だった。
この子、そう言えばスタイルが良かったよな。
小柄なのに、均整のとれた体型だった。
こりゃ参ったな。
夢なのに、感触がリアルすぎる。

「ねえ。忘れてた?」
女が同じ言葉を繰り返すが、俺は何も答えられない。
忘れてはいないが、忘れようとはしていたな。
好きだったし、それはどれだけ時間が経っても変わらないもの。
思い出す度に悲しい思いをするなら、忘れた方が楽だ。

女が俺の鼻の先に顔を寄せる。
「でも、もうお別れだよ」
その瞬間、最近の変事の理由に気づいた。
鍵を掛けていないドアが開かなくなったり、頻繁に電話が掛かるのはこのせいか。
「〇〇ちゃん。死ぬところなのか?」
女が頷く。
「うん」

その瞬間、もの凄く欲情し、女を抱きしめる。
心臓の悪い俺が興奮しては不味いのだが、この場合は仕方ないぞ。

ここで覚醒。

夢の中では、この女性は死にそうな状態か、あるいは死んだ直後の設定でした。
女性は病気で伏しており、昔のことを思い出しているのです。
それが嵩じて、「俺」の前に姿を現したという内容になってます。
少し物語性がありそうな感じです。

ところで、最近、家の中で人影を何度も見たり、夜中の2時に電話が鳴ったりします。
「2時になると、家の電話が鳴って、その直後に携帯も鳴る。悪戯でこういうのがあるのかな」
妻と娘にそう言うと、2人は声を揃えて、「そりゃ相手はオバサンだよ。オバサンの生霊!」と言いました(苦笑)。
こういう記憶を繋ぎ合わせて、「昔の女が今生のお別れに訪れる」という筋を作り上げたのだろうと思います。

ちなみに、昨日は車のドアが急に開かなくなり往生しました。
鍵は掛かっていないのですが、まったく開きません。
電子ロックとは関係のないドアも開きません。
妻がそれを実際に体験したので、私の周りで起こっていることが、作り話でも妄想でもないと分かっただろうと思います。
良かったなあ。
自分独りの時だけでなく、他の人も一緒に体験すると、分かりが早いです。
「信じる」とか「信じない」以前の問題として、現実に目の前で起きてます。

車はまだ「たまたまそうなった」と言えそうですが、玄関のドアの鍵を全部開けた後で、「どうやっても、ドアが動かない事態」になると、さすがに動揺します。
ホラー映画で、悪霊のためにドアが勝手に閉まったり、開かなくなるという場面が良くありますが、あれは現実に起こり得る事態なのですね。
これも妻と一緒に居る時に、同時に体験しました。

しかし、妻はこういうことはあまり気にしない性格で、また、長女の方ははまったく感じないタイプ(鈍感)。
2人とも「お父さんはオバサンの生霊につきまとわれてる」と笑います。
(夜中の2時に、順繰りに電話が掛かってるのに、笑えるかい!)