日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

ワ-ルドニュース

NHKについて、かつては「1年の間に1分間すら見ないのに、なぜ受信料を払わねばならない」と腹立たしく思っていた時期があります。
しかし、今はそうは思いません。
BS放送で「ワールドニュース」を放送しているので、各国の考え方の一端を知ることが出来ます。
同じニュースを眺めるのに、立ち位置や見方を変えると「こんなにも違うのか」と発見させられることがあるのです。

船の沈没で、400人が行方不明。
今だ乗員乗客の大半の行方が分からず、捜索しています。
外国報道については規制が敷かれていたのですが、昨日から公になっています。

中国の国内向け報道で、気になったこと。
早々と「アルジャジーラは中国政府の対応をすばらしいと評価した」と流していました。
報道管制下にあったのに、どうやったわけ?
まだ大半が行方不明なのに、「すばらしい」はないでしょ。

ここで、「中国政府はよくやった」という考えを、ニュースの中に擦り込もうとしていることが分かります。なるほど、報道に規制を掛ける必要があったのは、この準備のためですか。

同じことを日本関連ニュースでもやっています。
彼の国では「日本がどれだけ悪辣だったか」という考え方をニュースに擦り込んで来たわけです。
これは韓国も同じです。
目の前にある問題(これは政府のあり方そのもの)に目を背けさせる手法なのでしょう。

まだ多くの方が船内に閉じ込められています。
救助活動が進み、1人でも多くの命が救われることを祈念します。