日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

第六感

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家人はいわゆる「第六感」が働きます。
かつては、夫が外で女性と食事して来たりすると、即座に「今日は女の人と一緒だったでしょ」と指摘されました。
携帯を見るなど何か情報を得たわけではなく、単なる直感です。
ここまでは、どこの家庭にもある話ですが、家人の場合、「どういう人か」まで言い当ててしまいます。
「どこで知り合った人か」とか、「外見はこんな感じの人」に至るまでです。
夫としては、たまに「コワい」と感じることもあります。

家人は外出して景色を眺めながら、「ここはこういうところで」と語る時があります。
「前にここではこういうことがあって」の類の話です。

先日は、霧の中、林の向こうを眺めていて、家人はこんなことを言いました。
「この先の木の枝のところに、女のひとがいて、こっちに向かって手を伸ばしている」
ちょうど何枚か写真を撮ったばかりでしたので、それを検めました。
もしかして、写っているのではないかと思ったのです。

幸いなことに、女の姿はありませんでした。
視覚的に「見える」という性質のものではないようです。
「でもいるよ。私の方に手を伸ばしているけど、別のところを見ている」
「別のところってどこ?」
「・・・」

ああ、訊かなきゃよかった。
家人が無言なのは「このダンナのことを見ていた」ということですね。
そうなると、思い当たることがあります。
夫の方は、そういう感覚はないのですが、声が聞こえたり、写真に写ったりはします。
「視線を送って来る女」、または「女の眼」だけが写真に写っていたりするのです。
すなわち、向こう側にとって、こちらが「検知できる相手」になっているのかもしれません。

「第六感」の大半は妄想や空想。
「思い当たる」のは、話を聞いた人がそれに見合うようなことがらを探すからです。
霊感師が相手のことを見事に言い当てられるのは、その相手が「自分にあてはまること」を探してくれるからです。
これもそういう類のもの(ただの妄想)であって欲しいです。