夢の話 第530夜 パンドラの箱
27日の午前6時に観た夢です。
オレはトレジャーハンターだ。
南海の島の洞窟で、オレはついにお宝の箱を見つけた。
はやる心を抑えつつ、すぐにそれを開く。
すると、箱の中からは黒い人影が次々に飛び出して来た。
「何だ?どうなってるんだ」
ひとつ1つがそれぞれ別の薄気味悪い化け物たちだった。
「いけね。こいつはお宝の箱ではなくて、パンドラの箱だ」
魔女やら妖怪がどんどん走り出て来るのだ。
「こりゃスゴい。何百?それとも何千?」
横を見ると、何時の間にか全身黒尽くめの服を着た女が立っていた。
「あんたは何?」
「フォートモレスビーの魔女」
その直後、箱から鎧を来た女の子が走り出た。
金髪の17歳くらいの少女だ。
「今の誰?」
「オルレアンの魔女」
しまった。スマホで一緒に写真を撮ればよかった。
今のはジャンヌ・ダルクじゃないか。
1時間もの間、魔女と妖怪が出続け、ようやくそれが止まった。
「スゴいね。結局2万人というか2万匹くらいのヤツが出た感じだな」
となると、箱に残っているのはあれだな。
オレは箱の中を覗き込んだ。
しかし、箱には何も残っていなかった。
「おいおい。希望とか夢はどうなったんだよ。最後にそいつが出て来るんじゃないのか」
オレがそう呟くと、隣の魔女が答えた。
「希望や夢は、誰か他人から貰うものではない。ひとの心に自然と湧き出て来るものだろ。ならこの箱ではなく、お前の心の中を探せ」
ここで覚醒。