日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎友に会う (294)

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しばらく留守にしていましたので、改めて高麗神社に参拝しました(294日目)。
鳥居の30メートル内側に、神社猫のトラがいたのですが、早くも私を見つけ駆け寄って来ました。
いつも同じように、自分を喜んで迎えてくれる友がいるのは有難いです。
トラは一時、私のことを彼氏だと錯覚したこともあるのですが、今は友だちです(たぶん)。
手水場の裏にベンチがありますので、そこに座り、小一時間ほど猫を抱きました。

「交渉術のテクで使えるよな」
待ち合わせの時刻より前に現地に行き、相手が来るのを待つ。
相手の姿が見えたら、「こっちこっち」と笑みを浮かべて手を振る。
これで半分位の男性は落とせると思います。
案外単純なもんです。

難しいのは、男側のテクではないことで、刻限より先に行き、じっと女性を待っていたら、「女々しい」と思われてしまうかもしれません。

さて、トラは他家の飼い猫なので、「残念だけど、オレは帰らねば」と別れを告げました。
「神さまに、父母をもう少し生かしてくださいと伝えてくれよ」
まだ何ひとつ返せていませんが、数年あれば、あれこれと報恩出来ます。

「て、ことはオレも生きてなくちゃならないが、オレのことは自分で何とかします」
私の病気の「5年生存率」は20%程度。ステージ4の癌患者より低くなっています。
それを宣告されたのが1年半前ですが、3年半後も生きていると思いますね。
問題は、その時の状態で、寝たきりになっていないことを祈ります。 

介護施設にいる父を訪問した時に父を叱りました。いまや父は認知症のためヨレヨレになっているのです。
「オヤジ。死ぬ前の晩まで、背筋を伸ばして立っていなくては駄目なんだよ」
すると、父はきちんと理解したようで、「お前の言うとおりだ」と答えました。

やはりもう少し踏み止まり、「強きをくじき、弱きを蹴飛ばす」方針で、周囲をガタガタ荒らさないと。

神殿を下りると、再びトラが近寄って来ました。
足元で体を擦り付ける挨拶をすると、自分の家の方に去って行きます。
足元にいるトラの画像はピンボケになっています。
最後のは、やはり30メートル以上遠くから私を見つけ、挨拶をしに歩み寄って来るところです。
猫は犬よりもはるかに眼が良いようです。