◎夢の話 第602夜 駅が遠い
4日の午後3時半に観た夢です。
ウインズで馬券を買った後、後楽園駅には向かわずに道を歩き出した。
ここからなら、大学の最寄の駅までは、そんなに遠くない。
案内掲示を見ると「目白新道」と書いてある。
「目白新道」?「目白通り」じゃないの?
ともかく歩き始め、高架下を通り、住宅地を抜け街中に入る。
坂を下ると、「ニュー早稲田駅→」という看板があった。
「なんだ。すぐ近くじゃん」
聞いたことがないけど、新しい駅が出来たのか。
イヤホンでラジオを聴いている。番組は競馬の実況番組だ。
今日のレースの中継が始まった。
「今年の安田記念は、去年の覇者のロゴタイプが2着3着だ。オヤジがローエングリンだもの。こういう感じのレースの時は必ず走る。こいつが軸だよな」
3着はやや手広く流すからともかく、俺は頭(1着)に何を買ったんだっけ?
まったく記憶が無い。
買ったことは憶えているが、詳細を忘れてしまった。
「つい
さっき買ったばかりなのに、これじゃあ、役人か総理夫人じゃないか」とクスクス笑う。
駅が見えるところまで来た。何故か坂を下りたずっと下の方で、道が途切れている。
駅に繋がる道に降りるには、かなり迂回して回らねばならない。
「遠いなあ。こんなに遠いとは思わなかった」
レースが始まる。
予想はきちっと的中しており、アガリは二十数万円だった。
「ちょっと少ないが、今日はタネ銭が乏しかったからな。ま、これで充分だ」
足が痛くなって来る。
ところが、それからいくら歩いても駅に着かなかった。
2時間が経ち、さすがに不審に感じ始める。
「おいおい。後楽園でスッて、家まで歩いて帰ったことはあるが、駅がこんなに遠いわけがないよな」
立ち止まって首を捻る。
ここで覚醒。
目を覚ましたのは、午後5時半頃。
早速、ネットで結果を見たのです。
すぐに2着ロゴタイプ、3着の馬の名前が目に入り、「ああ正夢だ」と思います。
そこで馬券を調べてみると、あろうことか、1着が抜け目でした。
「なんだ。スッて歩いて帰るほうが正夢だったか」
これがオチです。
取りとめの無い、あっさりした夢でした。