日刊早坂ノボル新聞

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断末魔

 数ヶ月前まで政務次官だった人や、現職の官僚が「あれは共有されていたメールだ」と確認しているのに、菅長官はいまだに「正体の分からない情報は調査しない」という強弁を続けている。

 まあ、菅氏の場合、長官職だけでなく、政治生命そのものが危機に瀕しているので、ともかく否定するしかない。
 しかし、強弁を続けることで、逆に、そこで起こっていたのが「事実だった」ことを証明することになる。

 もはや断末魔。
 それとも、数十万人の国民が集まり、首相官邸を囲まなくては分からんのか。
 それこそ「国民が怒っている」という実態を伴う情報だろ。

 地位に連綿としているのは、果たして誰のことか。
 「ウソツキ野郎」のまま政界を去るのか、きちんと向き合ってから去るのか。
 菅氏は今が考え時だ。

 考え違いをしている人が多いが、法的に問題が無いことは、道義的に問題がないこととは違う。
 法的に問題が無くとも、道義的に問題があれば糾弾される。
 政治の世界であればなおさらだ。

 「誤魔化し」と強弁を続けることで、安倍政権は徐々に「悪の象徴」になって行く。
 自分では手を下さずに、思い通りにする手口こそ、本物の悪だ。